旅立ち延期
私たちは応接間から出て館の廊下を歩いている。
「なんで、引き受けたのよ!ギルドでもそうだったけど、今日のフウカなんか変だよ」
「私、しばらくアリシアに残ることにしたんです」
「旅立ちはいいの?」
「私は旅人ですよ、その辺のことはかなり融通がきくんです。旅人なんて言いかえれば自由人ですから。それに私、この町が気に入ったからホームにしようかとも考えてるので」
「なんで引き受けたのかの理由になってない」
「だって領主・・・ケイトのお父さんの依頼ですよ、これは普段ケイトにお世話になってる者としては受けないとね」
「私は受けて欲しくなかった」
「それはそれ、これはこれ」
私たちはエントランスを出る
「お待ちしておりました」
ギルド職員が馬車を出す準備を終えて待っていた。
「じゃあ、ギルドに戻ってパーティー結成の手続きしなきゃ」
「そうしましょう」
私たちは馬車に乗り込み領主の館を後にする。
そしてギルドに戻る馬車の中でパーティーネームを考えるのだった。
お久しぶりです。
更新、遅く名手すいません。
これから8日程、更新することができません。
読者の皆様のご理解とご協力をお願いします。