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ウインド─第一章、改稿作業予定─  作者: 水無月 蒼次
護衛依頼と辺境の姫
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遭遇 死神科

私は加速した身体と思考で引き伸ばされた一秒を走っていた。

前を走る黒いスーツの男との距離が一向に縮まらない。

前の男が路地裏に入る

私はそのまま追う。

「俺に追い付くとは、貴様何者だ?」

「そう言う貴方は死神科の所属ですね?」

「ほう…俺の正体を見抜くとはお前この世界の住人じゃないな?」

「いいえ、この世界の住人です。つい二週間前にこの世界に来ただけですが」

「貴様、転生者だな?」

「だとしたら?」

「だとしたら、俺は立場上お前に手を出すことができない」

「じゃあ、教えてもらいましょう。私に元いた世界での記憶がないのはなぜ?」 

「さあな、今までにそんな事例はない。いや待て……そんなわけないな……イレギュラーの特性なのか……まぁ、俺は知らないし知っていても教えない」

「イレギュラー?なんだそれは?」私は死神科の男に槍を突きつける

「ふっさあな、今の貴様には知る権利がない。次に会ったら教えるかもな」死神科の男はどこからか取り出した大鎌で槍を弾き姿を消した。

「はぁはぁっ、フウカどうしたの?急用って何?」

「用事済みました、帰りましょう。」

「ねえ、教えてよ」

「いいえ、ダメです。いつかこの問題が解決したら教えます」

「えーー、今教えてよ」

「ダメです」

「いいでしょ?」

「ダメです」

こうして二人は宿へと戻っていった

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