タイムマシン
「やっと完成か」
私の名前は山岡 健二(38才)。エンジニアであり科学者である。
私はあるグループのリーダーをしている。それはタイムマシンを作るために集まった6人で構成されており、テレビに出るほど有名であった。
そして今日24××年、念願のタイムマシンが完成した。
「やりましたね!山岡さん」メンバーの一人の高田が嬉しそうに言った。
「長かった…」斎藤が静かに言った。
「いやいや!2年しかやってないだろ」加藤が笑いながら言った。
そう、我々は結成して2年でタイムマシンを完成させた。
さすがに一流大学を卒業した優秀なメンバーだけで構成されてるだけある。とは言え出来すぎだな…と苦笑いした。
「お楽しみのところ悪いんですが…本当に完成したんでしょうか?」伊藤が冷静に言った。そう、実は去年もタイムマシンが完成した!とマスコミを集めておきながら試運転をしなかったため失敗するという失態をおかしてしまったのだ。もうあんな恥ずかしい経験をしたくないのだろう。私もそうだ。
私は言った「そうだな…とりあえず今日は遅い、試運転は明日だ。マスコミは明後日でいいだろう。もしかしたら失敗し、時の狭間か何かに落ち、死ぬかもしれん。覚悟を決めてきてくれ。嫌じっくり考えろ。解散!」「はい!」5人が声を揃えて言った。ついでに「あと行きたい時代について調べてくること!」と言った。
「戦国時代!」木下が大声で言った。そういえばこいつ尊敬する人武田信玄だったな。
「行けるといいな」そう言い放ち部屋を出て車に乗った。今日はテレポート機を使用つもりにはなれなかった。研究所から車を出し、ふらふらと飛んでいった。途中で暴走空飛ぶ絨毯に抜かされた。悔しいな。遅いのに。俺の運転技術を怨みたくなると考えながら家に向かった。
自宅にて妻と話をした
「タイムマシンが完成したんだ」
「やっとだねー。でも大丈夫?前みたいになりないでよ」と笑われた、しかしそれなりに感心したようだ。
明日のために早く寝ようとベットに潜り込んだ。しかし興奮してなかなか眠れなかった。
結局寝たのは3時すぎだろう。朝じゃなく昼だった。でも少し眠かった。
そして研究所に皆があるまったのは2時半だった。
「さて…誰から行こうか」
「俺から!!!」木下が言った。
「戦国時代でいいよな」木下はこくりとうなずいた。2mほどのカプセルに木下が入る。そして時間を設定しボタンを押す。すると光と共に木下は消えていた。「成功か…?」私は言った。しかしまだわからない。次は伊藤が明治時代に行った。その次は高田が江戸時代にとんでいった。次は私のばんだ。
「俺と斎藤は残るんですよね?」加藤が言った「ああ。残ってないと色々困るだろ?」「了解です」「すまんな」「ところでいつの時代にいきますか?」「2131年だ」「謎に包まれたあの時代ですか」そう2131年とは謎多き年である。なんとその年を境に突然科学が発展し数年で車が浮き、ロボットが心をもった。そして謎の独裁者が現れ72年間にわたり日本に独裁していたらしい。ぜひその時代の謎をしりたいと思ったのだ。
「準備完了」私はカプセルにはいった「行きます!」私は強い光に包まれた。そして目が覚めたらそこは不思議な世界だった。いや、これが普通なのか。車は陸を走り、ビルこそはたくさんあるものの空中都市は一つもなく、猫型ロボットは一つもおらず簡単に作れる語尾が「~なり」というロボットすらいない。しばらく歩くと【東京国立研究所】という看板を見つけた。少し見物すると吹き出しそうになった。簡単なことにてこずりまくっていた。
(少しくらいなら)「あの~」少し助言するつもりだった。しかし教える立場の気持ちよさに奢れてしまいつい色々教えてしまった。するとここに部屋を貸すから住んでくれといわれ少しなら…と渋々了解してしまった。
それから2年間私はついつい長居しすぎてしまった。しかし科学は急に発展した。空飛ぶ車も空中都市も猫型ロボットも作りまくった。
するとあるとき私の活躍に嫉妬した数少ない科学者が8人きた。すると命の危険を感じ簡易バリアのボタンを押した。その直後たくさんの銃弾に襲われた。しかしたかが銃弾、全て粉砕していった。そして懐から閃光銃をとりだし全員にあびせた。すると全員消えていった。悪い気がするが正当防衛だ。
するとそれをみた人々が私を恐れた、しかし尊敬された。それが私には気持ちよかった。私はここに暮らそうと思った。この頃には研究所のメンバーを忘れかけていた。ここはいい。言えばなんでも持ってくる。24××年なんかより最高だ。人々の上にたつことが何より楽しくなった。私はこの世界の神なんだろうと本気で思った。
この作品は自分が授業中考えたものです。誤字脱字がありましたらすいませんでした。
読んでいただきありがとうございました。