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キライなもの

作者: 蝉時雨



他人(ひと)のせいにして逃げる人が嫌いだった。

他人(ひと)のことをあざ笑う人が嫌いだった。

他人(ひと)のてがらを横取りする人が嫌いだった。

他人(ひと)のことを気にしない人が嫌いだった。

他人(ひと)に押し付けるだけ押し付けて

自分は協力しないっていう人が嫌いだった。

他人(ひと)を傷つけて平気な顔をしている人が嫌いだった。

ほかにもたくさん



そんな他人(ひと)の批判ばっかりして

そのくせその人と同じことをしている自分が何より嫌いだった。



こんな自分は居ないほうがいいんだって思う自分が嫌いだった。

すぐに根を上げて全てを放り投げてしまう自分が嫌いだった。

周りの雰囲気に流される自分が嫌いだった。

自分のことをすぐに棚の上にあげる自分が嫌いだった。

こんなに頑張ってるのにがすぐに出る自分が嫌いだった。

大勢集まると人任せになってしまう自分が嫌いだった。

変なところでプライドが高い自分が嫌いだった。

自分より下の他人(ひと)とすぐ比べたがる自分が嫌いだった。

何をやっても悪いほうにしか転ばない自分が嫌いだった。

ほかにもいっぱい




こんなに自分が嫌いな自分が嫌いだった。

それでも自分が一番かわいいんだ。


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