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序章 2話 権能

(場所)

東京都渋谷スクランブル交差点の中心


そこにも門は現れた。

人々はその巨大な金色の門の回りに集まる…

集まりすぎた。


信号が赤になっても人々は門が現れた交差点の中から動かなかった。

圧倒的な好奇心、多くは若者、それはそうだ。

気になるに決まってる。大の大人でも気になる。

そして若者はその何倍も好奇心がある。

警察官に交差点の中から退くように言われても退かないで撮影し配信したり警察官と口論にもなっている人達もいる程だ。

怒号が飛び交い、まるで暴動の様だった。


そこで突然…


突如ガラスが割れる様な大きな音がした。


門の渦の中から突風が吹き、近くの人は軽く5mは軽く吹き飛ばされた…何が起きたのか?

多くの人が一斉に門の方を見る。


門の膜が割れた10秒後…


突如としてそれらは渦の中から現れた。

渦の中からぞろぞろ現れたのはまるで空想の世界の化物(魔物)だったのだ。


その魔物の種類は多種多様、マンガにも出る様な緑の目付きの悪く不快な笑みを浮かべる小人、

(ゴブリン)や身体中から紫の煙を放つ狼。

人の10倍はあろう大きな体を持ち、体と同じくらいの大剣を引きずる赤い1つ目の巨大な化物。

人々が生きていて見たこと無い魔物が現れた。


その魔物達を見て呆気に取られている人々…


その瞬間、


『グォオオオオオオオオオッ!』


大きな剣を持った巨大な化物が吠えたのだ。

近くにいた人達は一瞬で気絶し、遠くにいた人達は恐怖でなのか言葉も出せず皆固まる。

そしてすぐ…

狼の魔物が近くの気絶してる人達に…


噛みついた…いや喰らったのだ


誰も彼も何が起こっているか分からなかった…

しかし目の前の人が次々と残酷に引き裂かれ喰われる。見ていた人々は意識を戻し、そして徐々にそれは膨れ上がる…


「「「うわぁぁあああああああっ!」」」

「「「きゃぁぁあああああああっ!」」」


それは圧倒的なまでの恐怖


今まで生きていて感じた事の無い圧倒的な恐怖…

人々は叫び、泣きわめき、我先にと逃げる。

しかしそれを逃がさ無い…次々と魔物達は喰らう。


そして渦からは続々と魔物が現れ合計で100匹くらいの魔物が現れたのではないか?

そして今もまだ増え続けその魔物達は次々と人を襲い喰らう…


だが逃げ惑う人々の中でも誰かを守る為に戦う事を選ぶ者達も居たのだ。


「止まれぇえええ!」警察官達が銃を一斉に構える

しかし魔物達は止まらない、止まるわけがない。

魔物達は警察官達すら噛みつき喰らう。

「撃て…撃てえーーーーーー!」

だが警察官達のほとんどが撃てなかった…

それはそうだ、平和な国の日本の警察官が銃撃戦に慣れてる訳がない……だが…撃てる者もいたのだ。


『不知火 旭』しらぬい あさひ


身長は193cmもあり、親譲りの鋭い眼光

日本人場馴れした筋肉質の体を持つ大男

両親共に警察官であり、幼い頃から正義感が人一倍

あり両親の様に立派な警察官になる事を夢を見て、そして警察官になる。

銃の扱いは日本で5本の指に入る腕前、その腕前を持ってしても…


銃弾が全く効かないのだ。

魔物に当たってもすぐに弾かれてしまう。

どうにもならない…

そしてまた多くの人が喰われる。門の周辺は多くの人が喰われ……まるで地獄の様だった。


「何故…何故当たらない…」

銃を撃った旭は小さく呟いた。

「何だ…何だ…何なんだお前らはぁあああ!」

怖い、逃げたい、

しかしそれを上回る感情…(怒り)

それは一方的蹂躙される怒り、守るべき人達を目の前で殺される怒りの感情。

コイツらを許さない…

「こんな事…絶対に許されるものか!」

怒りの感情が言葉となり爆発した…


その刹那


「なっ!何だこれは!!」

旭の体が熱くなり身体中が突如真っ赤に赤く光り出したのだ。

そして驚き自分の周辺を見てみると50人くらいだろうか?体格の良い一般人や同じ仲間の銃を撃ち人々を守る為に戦っていた警察官達も光を放っていた。

しかし何故か隣の仲間達も赤いが…少し…オレンジ色みたいな赤色だったのだ。

他には、青色、緑色、黄色、少し遠くには白く光を放つ小柄な少女も居た。


「何だ…一体これは…体が熱い、しかし熱が出た時のダルさでは無いな……これは…高揚感か?」

今なら何でも出来る様な高揚感、

その瞬間…頭の中に不思議な文字が浮かんでいた。


(不知火 旭)(22歳) (男)

権能(紅蓮)火の上位権能 第三階梯

能力一覧

身体強化.紅蓮C-魔力消費30

(1時間身体能力10倍まで上昇)

紅蓮弾E魔力消費5(高火力の弾を放つ)

紅蓮烈弾D-魔力消費20(高火力の弾を複数放つ)

紅蓮槍 C魔力消費50(貫通力のある紅蓮の槍を放つ)


身体強度 250/25 魔力値 220/250

総合戦闘力評価-(C-)


「何だこれは…」

頭の中に浮かんだ文字と数字…訳がわからない…

だが…突如頭の中に情報が流れ混んでくる。

力の使い方、文字の意味、数字の意味が…

だが今は後回しだ…

「戦える…力のある今なら戦える!」


旭は近くに居た緑の魔物の群れに向かい真っ赤に燃え盛る紅蓮の炎の弾を放ったのだ。


「紅蓮弾!」

誰に教えて貰った訳でも無く無意識に手を広げて大声でその言葉を唱えた瞬間。

体の内側から何かが抜ける感覚がして、顔の大きさ程はある真っ赤な炎の玉が高速で放たれた。


その紅蓮の炎が緑の魔物に着弾した途端…

「「「ギュャアアアアアアアア!!!」」」

すぐに爆発、大炎上しその魔物とその周囲にいた群れごと燃やし尽くした。


「す…凄い…これなら…これなら戦える!」


旭は自身の力の使い方、強さをすぐに理解し、近くの女性に襲い掛かる魔物に向け駆けだした。

旭は主人公では無いです。

でも、正義感がある良いやつ設定です。

そのうち本編?にも出す予定です。

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