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後任

 魔法使いがいなくなってしまったことにより、星影こぐまの後任は速やかに選出された。


 星影美空。


 星影分家の中でも上位にある家の一つ、その末娘。

 魔法の才能が他の兄弟姉妹よりも優れているものの、当主が愛人との間に作った娘であり、その立場故に実力をなかなか認められなかったが、このたび後任として、ミザールのいる屋敷へと迎えられた。

 使用人達は誰しも温かく歓迎し、実家との違いに少し泣きそうになりながら、美空はこの屋敷に囲われる──これから守護していくことになる吸血鬼と引き合わされる。

 案内された部屋のソファー、そこに深々と座る青年吸血鬼と、そんな彼にだっこされている、不機嫌そうな少女吸血鬼。執事は彼らを紹介してくれた。


「こちらがミザール・シェフィールド。そしてあちらが」


 語る執事を手で制し、青年吸血鬼は名を名乗る。


「──ウルサ・シェフィールド。よろしく」


 星影こぐま。

 その名を持っていた者は、もう、どこにもいない。

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― 新着の感想 ―
聖南さんワールドを堪能させていただきました。 森の中、しばし隠れる月の光、こぐまに抱かれる吸血鬼の少女ミザール。 美しすぎる情景描写、無駄がなく読みやすい文章……さすがです。 そして迎える結末。 銀髪…
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