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永遠への誘い
抱きつかれたのは、どのタイミングだったか。
キスをされた瞬間を、はっきりと認識できない。
ミザールの笑みを眺めていたこぐまが、気付いた時には、ミザールにキスをされ──何かを流し込まれていた。
「……!」
「……っ」
全てが終わった時、ミザールは突き飛ばすようにこぐまから離れ、地面に着地する。その口元は──血で汚れていた。
乱暴にそれを手で拭うミザール。こぐまは血で汚れてしまった彼女の手を、魔法でどうにかしたかったのに、できなかった。
徐々に、身体が熱くなっていく。
「ミザール、何を」
「シェフィールドは、囲われるのが運命。私はそれで満足している。こぐま、貴方がそんな私の意思を無視するなら──貴方から魔法を奪うしかない。貴方から自由を奪うしかない」
そうしたら分かってくれるでしょう?
「シェフィールドの生き方を」
「……僕は、つまり──君と一緒になれるのか?」
その時、こぐまが浮かべた表情を目にし、何故かミザールは、




