表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
21/38

いつまでも貴方は

 ミザールはエイプリルに任せ、こぐまは料理長と共に、美味しいアップルパイの店がある国へと、魔法で移動した。そして、店の従業員を一人捕まえると人気のない場所に連れ込み、魔法を用いて料理長にアップルパイの作り方を伝授させる。

 材料にその国で作られている林檎が必要だそうで、そちらも購入する必要があった。ミザールが求めれば、何度もこの国を訪れることになるだろう。


 ──本当は。


 必死にメモする料理長の横で、こぐまは俯きながら思案する。


 ──本当は、ミザールを直接この国に連れてきたい。


 吹く風には林檎の甘いにおいが含まれている、気がする。この地を彼女はきっと気に入るはずだ。

 彼女が願えば、こぐまは喜んで連れ出すというのに。

 ふいに肩を叩かれる。

 料理長だ。


「こぐま坊っちゃま。ついでに、林檎ゼリーやムースケーキのレシピも教わりましたよ」


 朗らかな笑みを浮かべる料理長に、苦笑混じりにこぐまは言う。


「坊っちゃまはやめてくれよ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ