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ep5 異世界転生

オレは……そうか、ねむを守って車に牽かれたのか。


ごめんな、ねむ。

きっと、そっちで辛い思いしてるよな。


「根岸 楓」

「はいっ!!」


名前を呼ばれてオレは思わず、返事をした。


「私は生命を司る神、ライト。

あなたには選ぶことができる。

このままこの生命を終えるか。

一つ元いた世界に帰る以外の願いを叶えて異世界に転生するか」


この状況が理解できない。

それなのに、オレの頭にあるのは、今まさにこの世でつらい思いしているであろうねむのことだけだ。


「それなら、オレの願いは一つ。元の世界から根岸 楓(オレ)という存在を消してほしい」


ライトは少し意外そうな顔をして「わかった」と答えた。

そして、いわゆる魔法陣というものだろうか、そういったものを書き出した。

その陣の中心にオレを誘導した。


詠唱を始めた。

オレにとって初めて聞く言語で何言っているかはさっぱりだった。


「くっ、どういうことだ。どうしてここだけ魔法が効かない」


もう少し強く肉体ごと消してみるか?


などと物騒な言葉を呟いてさらに魔法陣は強く光った。



神からの事前説明もなく、オレの肉体と魂は異世界と旅立った。


オレは今後、ボルドとしてこの世を生きていく。



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