【鍵を守護する者】主な登場人物と用語解説
【登場人物】※随時更新
[第1編より]
月代美都……本作の主人公。第一中学の3年生。7組。制服の襟足につくくらいの茶色の髪と紫の瞳。無邪気で人見知りをしない。四季と同居を始めるまで常磐家で暮らしていた。
「鍵の守護者」として所有者を探しながら宿り魔と戦うことに。
向陽四季……第一中学に途中で転校してきた少年。7組。わけあって年齢は美都たちより1つ年上。日本人らしい黒髪と赤茶色の瞳。その大人びた雰囲気から他者の目を惹きやすい。
美都よりも早く「鍵の守護者」として覚醒し宿り魔と戦っていた。
菫……美都が教会で出会った女性。紺色のワンピースを纏っている淑女。不思議な雰囲気を併せ持っている。
常磐円佳……美都の伯母。美都の保護者のような立ち位置。ハッキリとした性格。
櫻弥生……26歳にして一児の母。以前は守護者として戦っていた。美都たちの隣で暮らし色々とサポートを買って出てくれる。
櫻那茅……弥生の娘。4歳。お転婆で好奇心旺盛。
夕月凛……美都の友人。4組。フランス人の祖母による隔世遺伝により金髪で碧眼。誰よりも美都のことを1番に考えている。
中原和真……美都の幼馴染み。7組。彼女とは中学3年間同じクラスでいわゆる腐れ縁。地毛を染めているため一見不良に見られがちだが実は良く気が付く人間。サッカー部の副主将を務めている。
川瀬春香……美都の友人。7組。バスケ部に所属し、活発で明るく頭も良い。
寺崎あやの……元々春香と部活が同じで、3年生になり同じクラスになったのを機に友人に。クラス委員を務める。
羽鳥純……7組の担任となる女性教師。40代半ば。担当は国語。生徒からの信頼が厚い。
[第2編より]
高階律……音楽教師。端麗な顔立ちで女子生徒からの人気が高い。クラシック音楽のことをきっかけに美都と良く話すようになる。
平野衣奈……4組の女子生徒。おさげの髪と眼鏡が特徴。学年でトップクラスの成績を誇る。意図的に親しい友人を作ることをしないため周囲からミステリアスガールと呼ばれている。
櫻瑛久……弥生の夫で那茅の父親。市の総合病院に務めている研修医。守護者として戦っていた経験がある。
常磐司……円佳の夫。美都のことを実の娘のように甘やかす。美都から見れば初老の紳士という印象らしい。
中原多加江……和真の母。男兄弟の母親でありながら少女思考が強い。お菓子作りが趣味で円佳とは長い付き合い。
キツネ面の少女……スポット内で出会った少女。顔を隠しているため全容は不明だが鍵を狙っている。後に自らを「初音」と名付ける。
坂下愛理……美都の幼馴染み。家庭の都合で海外を転々としている。美都の姉のような立ち位置でずっと彼女のことを見守っている。
[第3編より]
渡辺秀多……7組の生徒でサッカー部。友人想いだがどこか飄々としている。
【用語解説】
鍵……人の心の中にあり、強い力を秘めているもの。世界の均衡を保っている。
鍵の守護者……鍵を守る務めを負う者。現在は美都と四季。鍵の所有者が現れるまでは対象者を守ることが仕事。キーガーディアンとも。
鍵の所有者……鍵を持つ者。ただし自身が所有者だということには気付かない。鍵を使用する権限がある。
心のカケラ……人の身体の中にある物質。心臓と並ぶ程、その人物の核となる部分。普段は知覚することは出来ない。宿り魔によって具現化されると宝石のような輝きを放つ。色や形は人によって様々。鍵はこの中にあるとされている。
宿り魔……無機物を憑代にして人型を象る怪物。主目的は対象者より心のカケラを取り出すこと。
対象者……宿り魔の襲撃を受けることとなる者。探索対象。