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絶望をください

作者: りゅう

読んだ後に気分を害す恐れがあります。

ご注意ください。

引き返すなら今です。


ただの八つ当たりです。

身も凍るような絶望をください

二度と這い上がれないどん底に堕としてください


光など一筋も入らないくらい

真っ黒に塗り潰しましょう


汚された思い出を

もっと汚しましょう


闇よりも濃い闇で

この空間を満たしましょう


裏切りと迷いを混ぜ合わせて

黒よりも黒い色をつくりましょう


希望などという幻想が二度と入らぬように

鈍い銀色の鍵で閉じ込めましょう


外を知らないかのように

ただここで時を過ごしましょう


ずっと あの場所にいれば

悲しみだとか嫉妬だとか

憎しみだとか欲望だとか

ドス黒く染まった感情など

知ることはなかったのに・・・


あのまま最初から一人ならば、

孤独も幸福も何も知らずにいられたのに


だから


身も凍るような絶望をください

二度と這い上がれないどん底に堕としてください


僕をあの場所から連れ出して

そして 放り出した

あなたの手で


身も凍るような絶望を与えなさい

二度と這い上がれないどん底に堕としなさい


それが

あなたの責任です

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