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境界横断  作者: 澁谷晴
39/41

39 マッチ売りとチラシ配り

 不審なマッチ売りに遭遇したという体験談が街を駆け巡った。

 やたらと煙が出る葉巻を咥えた若い男で、「マッチいる?」と聞いてくる。「いらない」と答えると、しかしそいつはずっとそこにいて、しばらくしたあとまた「マッチいる?」と尋ねてくる。こちらが移動してももちろんついて来る。そしてなにより不思議なのは、咥えた葉巻がいつまでも燃え尽きず煙を出し続けるという点だ。

 この話をチャーリーから聞いて、レオナルドはその燃え尽きない葉巻をぜひとも見たいと思うようになった。なので、しばらく街を探索してみたが、遭遇することはできなかった。

 その代わり、スーパーのチラシを配っている人がいて、もらって家に帰ってから見てみると、豚肉が安かった。ちょうど肉が食べたかったので行ってみようとすると、チラシに記載された地図の場所には古い石の教会が立っていて、しかも既に閉鎖されていたのだ。そこには他にも、チラシを見て来たであろう主婦や貧乏学生的な人がいくらかいた。

 どうやらあのチラシ配りも怪異であったようだ。そして、またしばらく探してみたが、二度と遭遇することはできなかった。

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