起動
人類解凍システム.txtを起動します...
エラー
解凍に失敗しました、”フュージョンキー”が9枚足りません。
シャットダウンします...
シャットダウン完了。
緊急自体発生、フュージョンキー9本が紛失しました。
緊急自体専用の無人機、ライオネルを起動します...
ライオネルサポート専用AIリズを起動します...
ピィィィィン…
ライオネル「・・・」
ライオネル「おはようございます、って誰もいないか…」
ライオネル「フュージョンキーが9本無くなった?なぜだ?…」
ライオネル「旧型のGPSが埋め込まれているから大体の場所がつきとめれるが…」
ライオネル「おい!リズ!いるか!」
リズ「怒鳴らなくてもいつもあなたのそばにいるわ」
ライオネル「おう、それはよかった、さっそくだがフュージョンキーのありかを教えてくれ」
リズ「解析中...」
リズ「解析完了」
ライオネル「おお!どこだ?」
リズ「ごめんなさい…位置はわからないわ…でもここからの距離はわかる」
ライオネル「教えてくれ」
リズ「1本はここから役300km、2本目は500km、あとは遠すぎてわからない…」
ライオネル「なぜそんなところに…?」
リズ「わからないわ…」
ライオネル「そうか…これは長旅になりそうだな…」
リズ「多分近くの町に役に立ちそうな移動手段があるはずよ、行ってみたらいいわ」
ライオネル「わかった、行ってみる」
ライオネルは自分が起動されたどこかもわからない研究所を後にした
ちょうど近くにあった町に入ってみると人の白骨がそこらじゅうに散らばっていた、ライオネルが探索を続けると米軍の人らしき白骨の手に1つの銃を発見した
ライオネル「なぜ銃を持っている軍人がここに…?」
ライオネル「まあいい、一応武器は持っておこう」
ライオネルが銃を取ると白骨が崩れてしまった…
リズ「なんでここに軍人さんがいるんでしょうね…しかも銃を持ってる」
ライオネル「ここで何か争いが起きたのか?」
リズ「その可能性は低いわ、だって生き残った人類同士が殺し合うわけないもの」
ライオネル「可能性が無いわけではないだろ?」
リズ「確かに…でも信じたくないわね…」
ライオネル「次は乗り物だな…」
リズ「乗り物があったとしても劣化が激しいかも…」
ライオネル「乗り物の状態のスキャンは任せるぞ」
リズ「ええ、わかったわ」
しばらく町を探索していると路上に倒れているままになったバイクを見つけた
ライオネル「おい、リズ」
リズ「あのバイクね?」
ライオネル「ああ、そうだ、使えるか?」
リズ「劣化は激しいけどある程度は走れそうね、それで隣町まで走ってそこで新たな乗り物を見つけましょう」
ライオネル「ん…」ギギギギ…
ライオネルがバイクを立てるときしむような音が出た、やはり劣化が激しいのだろう
ライオネル「おい!リズ!動かないぞ!」
リズ「叩いてみて」
ライオネル「…それでほんとに動くのか?」
リズ「昔の機械もそうだったからきっと動くわ」
ライオネル「・・・」
ズガン!!
ドッドッドッドッド…
ライオネル「動かなかったらお前の責任だからな…」
リズ「とりあえず動いたからいいじゃない」
ライオネル「そうだが…」
ビュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン…
ライオネル「なんだ!?」
リズ「しっ…静かに」
ライオネル「リズ、あれはなんだ」
リズ「戦闘用の飛行型無人機よ」
ライオネル「なぜあんなのが今頃飛んでいるんだ?」
リズ「さあ…わからないわ…」
ライオネル「こいつには見つからない方がいいな…」
リズ「そうみたいね…」
ライオネルは無人機に見つからないように物陰に隠れてここから無人機に見つからないようにバイクで出る方法を考えた
ライオネル「このバイクじゃあいつから逃げきれないしな…あいつがいる限りここからは出られないな…」
リズ「まず無人機に手を打つしかなさそうね」
ライオネル「さっき拾っておいた銃であいつの装甲を破れるか?」
リズ「無理そうね…」
リズ「何か爆発できるものがあればいいけど…」
ライオネル「うーむ…」
ライオネル「あ」
リズ「何か思いついたの?」
ライオネル「おう、まあちょっと見てろ」
リズ「嫌な予感しかしないけど…まあやってみて」
ライオネルはバイクにまたがると無人機に聞こえるようにわざとバイクのハンドルを回しバイクをうならせた
ブゥゥゥゥゥンブゥゥンブゥゥゥゥゥン!!!
ライオネル「おいそこのポンコツジェット!!」
リズ「ライオネル!!何をやってるの!?蜂の巣になりたいの!?」
ライオネル「まあ黙って見とけ!」
無人機はライオネルの方を向いて機関銃の先をライオネルに向けた
ライオネルはバイクを無人機に向かって発進させた
徐々にバイクのスピードが上がり最高スピードまで到達しそうになった
リズ「それ以上スピードを上げたらバイクがもたないわ!」
ライオネル「ああ!知ってる!!」
その時無人機の機関銃が火を噴き弾丸がバイクのすれすれをかすめた
ライオネル「一か八かあいつにこの爆発寸前のバイクをぶつけるぞ!!」
リズ「それだとライオネルも巻き添えをくらうわ!!」
ライオネル「俺はギリギリで乗り捨てる!!」
無人機の前に錆びれた鉄板がスロープ状になっているのがあった
ライオネル「あそこで飛ぶぞ!!」
バイクは機関銃の弾丸をすれすれでよけながらスピードを上げ徐々にスロープに近づいた
ライオネル「来るぞ!!!」
バイクはスロープに乗るとスピードを下げずに駆け上がった
そしてライオネルとバイクは宙に舞い、ライオネルはペダルを勢いよく蹴ると無人機の上すれすれを飛び越え、バイクは無人機の真ん中に命中し
ライオネルが地面につく頃には後ろで爆発音が響いた
リズ「やったわね…」
ライオネル「意外と簡単だったな」
リズ「簡…単…?」
リズ「…隣町まで行くための移動手段はどうするの…?」
ライオネル「あっ」
リズ「・・・」
ライオネル「とりあえずそいつのスキャン頼むぞ」
リズ「わかったわ…」
リズ「一通りスキャンが終わったわ」
ライオネル「おう、ありがとう、使える物はあったか?」
リズ「機関銃が使えそうね」
ライオネル「んじゃ、この銃は捨てておくか」
リズ「待って!、捨てない方がいいと思う…」
ライオネル「なぜだ?」
リズ「勘…かな」
ライオネル「まあもったいないし持っておこう」
リズ「ええ、そうした方がいいわ」
ライオネルは無人機から機関銃を半ば無理やり引っこ抜くと、背中に背負った
ライオネル「さーて…これからどうしようか…」
続く