第六話 邂逅
「ねぇキミさ…フェロモンかなんか出してんの…?」
空っぽの財布。
外に出てナズーの本部に向かおうとしてたら。
能魔に遭いました。
本日二回目です。
おかしくない?
「フェロモン出してるのはそっちでしょ…?」
「一日二回なんておかしいよ…?」
明日乃が頬を叩く。
「まぁ、いいや」
ペンダント?を握った。
お披露目と行こうか…
〈〈SOUNDY〉〉
空気に轟く、声。
うまく聞き取れなかった。
サンディって言ったか?
と。
考える暇もなく。
ペンダントを中心に、銀色の何かが明日乃を覆うようにまとわりつく。
強烈な風。
思わず顔を塞ぐ。
落ち着く。
そこに立つは。
朝の鎧。
突出したフェイスアーマー。
複眼とも、バイザーとも言えない。
後頭部から突き出た2本の…角?
クラッシャー。
うなじから伸びるそのままの髪。
ノースリーブで二の腕が見える鎧。
全体的に「軽装」のように見える。
能魔はデカい。
多分朝のより。
そのでかい能魔のバカでかい右腕が明日乃に向かって真っ直ぐ振り下ろされる。
明日乃が軽くこっちを向いた気がした。
「指示役になって欲しい」
…。
左右どちらか。
「左に避けろー!」
声の限り叫ぶ。
表情が見えないのに。
声が聞こえないのに。
思考が読めないのに。
ニヤリと笑って
「そういうことだよ」
と言う明日乃が見えた。
左に飛ぶ。
ビルの壁に着地。
いつの間にか持っていた大剣。
構える。
向きを変え。
ビルを踏み台に。
一直線に能魔の首元へ。
次の瞬間。
首と胴はサヨナラだった。
■
「はい終了〜!」
鎧とハイタッチを交わす。
「解除」の声と共に瞬く間に元に戻る。
「さてと、報告だ報告」
明日乃の携帯が鳴る。
「…手間が省けた」
何か諦めたような声と共に電話を繋ぐ。
「もしもしミナトちゃん?」
『何をやってんだお前はー!』
怒号。
「耳〜ッ…!」
明日乃と相手はしばらくの口論の末。
「サーセン…」
『何度目だよ』
■
「オホン」
一拍。
「ほんじゃあ、改めて本部に向かいましょうか」
波乱…
みじかいっすよ今回。
戦闘シーン苦手なんで




