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アリスという名の犬

作者: 広津 雪露

 黒色、マロ眉毛、くりんと巻いた尻尾、その全てが愛くるしい。実家で飼っていた黒柴のアリス。

 

 犬や猫、ヘビやトカゲ、カブトムシや熱帯魚、人と交わる生き物は沢山います。ペット、、という表現はあまり好きではありません。

 名前を付けるという行為により愛情はより深まりかけがえのないパートナーになります。


 黒柴のアリス。私が小学生の頃に家族として迎えました。この名前を付けたのは、当時小学5年生だった私です。

 アリスといえば哲学者アリストテレス。塾のテキストを見ていてピンときたのがこの名前。


 アリスは寂しがりで弱虫な犬です。

 庭には犬小屋がありましたが、外だと寂しくて鳴き続けるので室内犬になりました。

 予防接種の時なんて、お漏らしするわ、噛みつくわで大惨事です。

 挙げ句の果てに散歩中、近所のダックスフントと喧嘩になり、甘噛みされてキャイン。


 ご存知の方は多いと思いますが、犬はヒエラルキーを持ちます。しかもシビアな評価をする。うちの家族はアリスを入れて5人。


 上から、母、アリス、父、弟、私、、、アリスだけでなく基本的に動物から嫌われる体質のようです。他の家族やお客さんが来たら尻尾を振って出迎えに来るのに、私の時は姿さえ見せない。いくら愛情を注いでも応えてくれるとは限らない。それは人も同じですね。


 んー、名前のとおり哲学的。犬と人は共に生きることにより多くのことを学ぶものです。


 すべてが思いどおりにいくことはない

 変わることの必要性と変わらないことの重要性

 ルーティンのもたらす安心感

 、、、

 肉球のプニプニ感とクセになる匂い

 犬にも寝言があるし、屁もする。

 その屁に自分で驚く。


 彼女は21歳まで生きました。沢山の思い出と学びをくれた、その犬の名前はアリス。ハイセンスな名前、アリス!、、、、などと自画自賛してみたり!


 




 


 


 


 


 


 


 




 


 



 

 

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