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歩道橋

作者: 百合烏賊
掲載日:2016/11/01

 階段の音がカタンカタンと響く

 すると人気のないそこに着く

 夕焼けの見える時間だけ、ここは私だけの特等席なのだ

 綺麗に夜と昼に分かれた空をじっと見上げる

 下を覗き込めば、車が行き交う

 後ろを見れば標識、そこに描かれているのは平和な一文

 前を見れば、夕焼けと私の町

 嗚呼、子供の頃はここまで登るのに一苦労したのに

 なんで、大人になればあっさりと上りきれてしまうのだろう

 忙しい日々とは相対に夕焼けは綺麗に町を照らす

 涙がポツポツとこぼれた

 忙しい日々はこれで報われる

 この景色は明日も綺麗に映るのだろうか


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