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第五章
【首輪男】
ケイジのこと。彼はいつも首輪をつけているからだ。
【獣の男】
平凡な男、コモンのこと。彼のイマガイズは獣だ。しかし、それが何の獣なのかははっきりとしない。
【想像の根源】
想像の力が存在するのは飾有町とその周辺地域に限られる。またコモンの言動から感じられた自信によって、ジョウたちは根源がなにか物質として存在しているのではないかと仮説を立てる。もしそうであるならば、根源を掌握することであふれ出るイマジナルと〈リビジョン〉の目的、その両方を一気に解決できる。
イマジナルを抑えるだけでは飾有の滅亡は見えていた。〈ウィズダム〉は想像の根源の存在に望みを託し、捜索は皆瀬たち第六巡回班に任されたのだった。