2015年選手名鑑
「大きく変わった個性派集団。ACLでも輝けるか」
J1初年度の和歌山はリーグ戦6位という当初の目標であった賞金圏を死守し、天翔杯を制覇した。その原動力はリーグダントツトップの総得点81を誇った攻撃力。得点王となった剣崎を筆頭に竹内、野口(尾道)ら強力なFW陣が猛威をふるい、リーグ戦全34試合で得点するという快挙も成し遂げた。
一方で総失点64はリーグワーストで、それが更なる上位進出を阻んだ。さらにシーズン終了後には守備の主力だった大森、関原、天野が相次いで移籍。契約満了による退団者を合わせると14人がチームを離れ、そんなチームを率いたバドマン監督も退任。チームは大きく変化することとなった。
対してクラブは新たな指揮官に海外で実績を残し、ACLでも実績のあるヘルナンデス氏を招へい。加えて五輪代表の近森、櫻井といったタレントも獲得し十分優勝候補に上げられてもおかしくない陣容となった。それだけに今季は「一番結果を求められるシーズン」(今石GM)となる。クラブ史上初めてACLという大舞台に挑む上で、強力な個性派集団をどうまとめるか、新指揮官の手腕に注目だ(浜田友美)
移籍動向
IN
GK
森健 京都
舳巧 和歌山ユース
DF
大垣彰磨 上総大
上条慎之右 京浜工科大
城崎翔平 札幌
寺橋和樹 和歌山ユース
米良琢磨 水戸(レンタル復帰)
MF
近森芳和 福岡
櫻井竜斗 G大阪
FW
アンデルソン SCサンパウロ
矢神真也 香川(レンタル復帰)
OUT
GK
天野大輔(完全移籍)甲府
吉岡聡志(引退)コーチ就任
DF
大森優作(完全移籍)鹿島
川久保隆平(引退)
沼井琢磨※青森へレンタル(契約満了)金沢
村瀬秀徳(契約満了)
MF
桐嶋和也(完全移籍)松本
関原慶治(完全移籍)横浜
手塚弘幸(契約満了)福岡ジュニアユースコーチ
長山集太(契約満了)鳥取
マルコス・ソウザ(引退)コーチ就任
毛利新太郎(契約満了)富山
FW
鶴岡智之(契約満了)松本
野口拓斗(レンタル満了)尾道
監督 ラファエロ・ヘルナンデス
1960.11.2生
ブラジル出身
前職・ブリスベンユナイテッド(豪)/1年目
現役時代はボランチで活躍し代表歴もある。監督としても欧州CLやACLでの戦績が目覚ましく、ここ数年はたびたびJリーグクラブの監督候補に挙がっていた人物である。「歴史に名を遺す仕事をしてみせる」と意欲満々。攻撃陣の個性を生かしながら、規律があいまいで大量失点も多かった守備をどう立て直せるか。
選手
①生年月日②身長・体重③血液型④利き足⑤出身地⑥リーグ戦通算出場(J1・J2)⑦リーグ戦通算得点(J1・J2)⑧前所属
『「神の手」を宿す“トモナチオ”』
GK 1 友成哲也 Tetsuya TOMONARI
①1993・12・31②176・65③AB④両⑤東京都⑥28・65⑦0・2⑧和歌山U-18
リーグワースト失点を喫したものの、最後の門番として立ちはだかり、セーブ率はリーグただ一人の8割台。今シーズンから背番号1を背負い、五輪代表にも選出されるなど確実にスターダムを駆けあがっている。ロングパス成功率も高水準を誇る。週3回はキックボクシングで汗を流しストレスを発散している
『ミスターインターセプト』
MF 2 猪口太一 Taichi INOGUCHI
①1994・4・1②165・60③B④右⑤滋賀県⑥24・63⑦2・2⑧和歌山U-18
小柄ながらマンマーク技術の高さはもとより、インターセプトの成功率で貢献。主戦場は主にボランチとなり、最近はミドルシュートやパスワークなど足元の技術の成長も著しい。強靭な脚力は、中学時代にマラソン大会で陸上部に完勝し、中学駅伝の県選抜に抜擢された実績を持つ。
『自由を体現するマルチローラー』
MF 3 内村宏一 Hiroichi UCHIMURA
①1986・6・19②178・71③AB④右⑤東京都⑥7・51⑦0・8⑧ベルリンFC(ドイツ2部)
膝のコンディションが思わしくなく、昨年はほとんど試合に出れず。それでも数少ない出場機会で足跡を残すなど相変わらず能力が高い。クリーニング手術を受けるなどACLに向けた備えは万全。五輪予選も本格化する今季、小宮離脱時のゲームメーカーを期待される。
『秘密兵器返上図るAKBファン』
MF 4 江川樹 Itsuki EGAWA
①1993・11・13②176・68③A④右⑤奈良県⑥12・19⑦0・0⑧和歌山U-18
歴史的な開幕戦のスタメンを勝ち取ったものの、もう一歩殻を破り切れず。次第にベンチからスタンドへと追いやられた。中盤ならどこでもこなせる汎用性は魅力だが、まずは指揮官に何をアピールするかが大切。自分のスタイルを見つめなおし、明らかに変わった体つきを最大限に生かしたい。
『柏生まれ、市原育ちのクラッシャー』
DF 5 大垣彰磨 Shouma OHGAKI 新卒
①1993・2・2②183・78③B④右⑤千葉県⑥0・0⑦0・0⑧上総大
柏市で生を受けながら千葉のジュニアユースに入団。以後はトップ昇格を夢見てサッカーに打ち込んできた。対人戦に対する強さが光り、特に裏を取るスピードタイプのFWには無類の強さを見せる。大学では「クラッシャー」の異名を持ったが実際は一度も警告を受けなかったクリーンさも持っている。
『大学で化けた快速クロッサー』
DF 6 上条慎之右 Shinnosuke KAMIJO 新卒
①1992・6・13②175・64③O④左⑤埼玉県⑥0・0⑦0・0⑧京浜工科大
6年間在籍していた大宮の下部組織では鳴かず飛ばずだったが、大学進学後に覚醒。持ち前のスピードを活かすためにクロスの精度を磨いたことが実り、1年次からスタメンに定着。インカレでは2度ベストイレブンに選ばれた。埼玉の「しんのすけ」といえば春日部が思い出されるが、出身は所沢市。
『「きのさき」ではなく「きさき」』
DF 7 城崎翔平 Shouhei KISAKI 完全移籍
①1993・8・24②187・79③O④左⑤北海道⑥11・31⑦2・7⑧札幌
クラブ史上初の北海道出身プレイヤー。空中戦の強さに一家言を持ち、大森に代わるセンターバックとして期待される。ヘディングの強さは攻撃でも光、J1、J2でのデビュー戦ではどちらもゴールを決めている。「攻守ともに頼れる存在になって、早く名前の読み方を覚えてもらいたい」と意気込む。
『正確無比のレフティースナイパー』
MF 8 栗栖将人 Masato KURISU
①1994・3・4②171・63③O④左⑤和歌山県⑥21・71⑦2・9⑧和歌山U-18
昇格の立役者だった昨年からは一転、ベンチを温める機会が増えるなど、初のJ1は試練の1年となった。それでも左足から生まれるクロスやパスはゴールにつながることも多く、欠かせない戦力であることには変わりはない。定位置を奪い返した先に見るのは、盟友・剣崎、小宮との五輪出場である。
『人類の次元を超越したエースストライカー』
FW 9 剣崎龍一 Ryuichi KENZAKI
①1993・5・4②186・80③AB④両⑤和歌山県⑥32・82⑦25・77⑧和歌山U-18
初挑戦でのJ1でも得点能力を発揮し得点王とベストイレブンを受賞。3年連続で「リーグで最も点を取ったFW」という称号を得た。初の代表戦となったアジア大会でもゴールを量産し、年始のアジアカップを戦うA代表にも選出され、得点王となって連覇に貢献した。怪物の躍進はどこまで続くのか?
『完全復活の“生まれながらのファンタジスタ”』
MF 10 小宮榮秦 Eishin KOMIYA 完全移籍
①1993・9・12歳②167・63③AB④両⑤東京都⑥25・61⑦6・13⑧東京V
稀代のファンタジスタはチームに化学反応をもたらし、それを自身に還元して復活も果たした。時として2トップでも起用されて剣崎とのコンビは名物にもなった。進化を続けるチームに欠かせない存在だ。五輪代表でも攻撃の要として本戦出場に導く活躍を。
『背中で語る逆輸入アタッカー』
MF 11 佐川健太郎 Kentaro SAGAWA 完全移籍
①1986・7・23②173・68③A④左⑤千葉県⑥20・0⑦4・0⑧FCアルコルソン(スペイン2部)
主に左サイドハーフを主戦場とし、1試合2ゴールを記録した試合も。スペインで成り上がった経歴がだてではないことは、練習からアグレッシブにプレーする姿勢が語っている。幾分メカ音痴も克服はしたが、機種変更を試みながらスマホの使い方が理解できず、今もガラケーで過ごしている。
『躍進誓う三代目ユース得点王』
FW 13 須藤京一 Kyoichi SUDOH 昇格
①1996・9・8②172・56③B④左⑤兵庫県⑥0・6⑦0・0⑧和歌山U-18
ルーキーイヤーはプロの壁にはじき返された印象を受けるが、天翔杯でゴールを記録するなどやられっぱなしではない。剣崎、矢神ら強力なストライカーたちを前に「俺も一旗揚げてやる」と野心むき出し。初めての給料では3DSを購入。妖怪ウォッチを楽しんでいる。
『ノンストップアタッカー』
DF 15 ソン・テジョン SUN Tejong
①1994・8・16②178・74③O④右⑤韓国⑥28・0⑦0・0⑧江南レオーネ(Kリーグ)
空位だった右サイドバックのレギュラーを射止め、大胆なオーバーラップと無尽蔵の運動量で存在感を示した。一方でいずれもリーグ最多の警告11回、退場2回というカードコレクターでもあった。ACLの舞台でもその突破力は武器になるだけに、冷静さを併せ持ちたいところだ。
『オールマイティーストライカー』
FW 16 竹内俊也 Toshiya TAKEUCHI
①1993・11・23②180・69③AB④右⑤埼玉県⑥30・71⑦16・37⑧和歌山U-18
クロスやドリブルでアシストを生み出しながら、自らもゴールを奪い続けた万能ストライカー。年始のアジア杯ではA代表デビューも果たし、今和歌山で最もノッている選手といっても過言ではない。最近は釣りにはまっており、魚をさばくスキルも日々上達。活け造りの写真をTwitterに投稿し話題に。
『衰え知らずの“闘将”』
MF 17 チョン スンファン CHON SungHwang
①1977・7・30②178・69③O④右⑤韓国⑥94・179⑦9・29⑧神戸
ここ最近はベンチを温める日々が続いているが、その存在感は絶大。ここ数年は猪口ら若手に自分の経験を伝える姿も見られるが、まだまだ席を譲るつもりはない。「世代交代は自力本願でないと意味がない。早く俺を引退させてほしい」と笑いながら言うのが最近のキャプテン。
『ユース界屈指のマルチロール』
DF 19 寺橋和樹 Kazuki TERAHASHI
①1997・6・23②177・65③A④右⑤大阪府⑥0・0⑦0・0⑧和歌山U-18
ユースから昇格した期待の守備職人。テレビ画面の向こうで暴れていた3学年上の剣崎たちと、同じ舞台に立つことに興奮が収まらない。その証拠に、新入団会見では自己紹介で挨拶と名前をかんでしまう赤っ恥をさらした。「それを忘れさせるプレーをしたい」と意気込んでいる。
『ポストプレーの「達人」』
FW 20 アンデルソン ANDELSON
①1984・6・3②183・68③不明④右⑤ブラジル⑥0・0⑦0・0⑧サンパウロ(ブラジル)
ヘルナンデス監督の肝いりで入団したポストプレーヤー。キープ力はあらゆるDFのプレッシャーをしのぎ切り、シャドーの得点力を最大限に生かせる技術は、欧州時代に同監督のもとで磨かれたもの。フィニッシャーに事欠かない和歌山のとって飛躍のカギを握る一人といっても過言ではない。
『親分肌センターバック』
DF 22 仁科勝幸 Katsuyuki NISHINA
①1980・8・3②181・75③O④右⑤福島県⑥248・0⑦7・0⑧川崎
J1通算250試合出場まで残り「2」となったストッパー。経験の浅い選手たちをカバーしながら自分自身も復活の足がかりを得た。リーグ屈指の酒豪として知られるが、スタメン定着を目指して今シーズンは禁酒宣言。ノンアルコールビールでイライラを抑えている。
『将来性豊かな司令塔系ボランチ』
MF 24 根島雄介 Yusuke NEJIMA
①1995・7・7②166・59③AB④右⑤和歌山県⑥2・0⑦0・0⑧和歌山U-18
1年目はプロの壁にはじき返されたという表現がぴったりきたが、その分先輩選手たちから技術をひたすら盗むことに努め、終盤はベンチ入り機会を増やした。ベテラン勢にコバンザメのように付きまとい続けた結果、「太鼓持ちの技術が一番磨かれた」と不敵に笑うが、本心はいかに。
『セルビアン・ウォール』
DF 26 バゼルビッチ VAZELVIC
①1993・5・27②182・79③AB④右⑤セルビア⑥21・0⑦0・0⑧レッドスター
現役セルビアA代表の実力は偽りなし。スピーディーなJリーグのサッカーに順応し、DF陣の要になった。ただ本人は「リーグワースト失点」の汚名をひどく気にしていて、今季にかける思いはただただ強い。和歌山での食生活においては、梅干しへの適応が誰よりも早かった。
『王国育ちの万能アンカー』
MF 27 久岡孝介 Kousuke HISAOKA
①1991・1・7②170・64③AB④右⑤静岡県⑥12・38⑦0・3⑧磐田
昨シーズン当初は磐田に期限付き移籍していたが、チーム事情でシーズン途中に復帰。日本代表経験者に囲まれて得た技術と経験をチームに還元し、ボランチとして存在感を光らせた。能力的に日本代表に選ばれてもおかしくない逸材で、ACLやリーグ戦で存在を全国にアピールする。趣味はチェス。
『センタリングのスペシャリスト』
MF 28 藤崎司 Tsukasa FUJISAKI
①1990・8・23②173・64③B④右⑤東京都⑥13・11⑦0・0⑧千葉
右サイドハーフの新戦力として昨夏に加入すると、前評判通りの良質なクロスを連発し、終盤の連勝に一役買った。ピッチコンディションに左右されないことが何よりの強みで、ACLで戦う上では大きな武器となること間違いなし。つぶらな瞳が「子供っぽい」と髭を蓄えているが、効果はイマイチ。
『名字以外で目立つGKに』
GK 29 舳巧 Takumi HESAKI 昇格
①1996・9・3②183・80③O④右⑤大阪府⑥0・0⑦0・0⑧和歌山U-18
ユースから昇格した巨漢GK。「へさき」という苗字は読みも漢字も知られていないので、「船の先っぽのへさきです」という自己紹介が鉄板。持ち味はキックの飛距離で、ユースでは数多くのゴールに直結するロングパスを放った。本業のセービングもしっかり磨いて、まずは名前の認知から。
『虎視眈々の“笑える”守護神候補』
GK 30 本田真吾 Shingo HONDA
①1994・7・22②190・75③O④左⑤和歌山県⑥0・0⑦0・0⑧和歌山U−18
昇格3年目を迎え、千載一遇のチャンスが巡ってきた。天野、吉岡が退団して大幅に入れ替わったGK勢において、友成に次ぐ在籍年数は心強いことこの上ない。テレビ番組では誰よりもはっちゃける姿を披露しているが、今年はピッチでもはっちゃけたい。
『両翼こなす韋駄天アタッカー』
DF 32 三上宗一 Sohichi MIKAMI
①1994・6・8②167・53③A④両⑤奈良県⑥20・15⑦0・0⑧和歌山U−18
ユースの同期では最もチームで出場機会を得て、出世頭となった1年だった。関原、桐嶋が抜けたことで空いた左サイドバックの座を、年上ルーキーの上条と争う。昨年末のトークショーでは「給料のほとんどがスマホアプリの課金で消えている」と本田に暴露され、今年は節制を誓っている。
『闘志“メラメラ”のポリバレント』
DF 34 米良琢磨 Takuma MERA 復帰
①1995・3・5②177・78③不明④右⑤三重県⑥0・31⑦0・2⑧水戸
元日本代表キャプテンの桂谷監督の下、1年間みっちり鍛えこまれて帰還。矢神ほど目立てはしなかったが、センターバックやボランチとしての力をつけて帰ってきた。「闘志メラメラ、米良琢磨です」といって入団会見で失笑の渦を巻き起こしても平然としていられるメンタルが最大の成長点。
『酸いも甘いも知り尽くすビッグセーバー』
GK 35 森健 Ken MORI 完全移籍
①1986・5・13②187・79③A④右⑤兵庫県⑥1・19⑦0・0⑧京都
すでにプロデビュー10年目を迎えるGK陣最年長。「エレベータークラブ」と揶揄される京都で酸いも甘いも知り尽くしている。若いキーパーたちにどう割って入るのか注目が集まる。内村とは中学時代からの顔見知りで、再開したことに「世界の狭さを感じた」とツイートしたがフォロワーは微増止まり。
『歴史を残して凱旋したストライカー』
FW 36 矢神真也 Shinya YAGAMI 復帰
①1995・1・17 17歳②166・59③AB④右⑤大阪府⑥5・49⑦1・17⑧香川
志願して移籍した香川ではリーグ戦最下位脱出、J2残留に導くなど大車輪の活躍。一躍香川県民のハートをわしづかみにしての凱旋復帰となった。眼光のギラツキは剣崎以上で「目標は常に高くもって自分を高めたい」が口癖。クラブハウス滞在時間が「住み着いている」レベルまで長くなっている。
『九州サッカー史に残るレジスタ』
MF 40 近森芳和 Yoshikazu CHIKAMORI 完全移籍
①1993・4・4②176・63③O④右⑤福岡県⑥0・91⑦0・7⑧福岡
「福岡の至宝」と讃えられるリオ五輪代表の主力選手。「より高いレベルで勝負したい」上で「もっとも自分が生きる環境だった」と複数のオファーから和歌山を選んだ。九州から離れること自体が人生初で、「日本国内だけど海外っちゃ海外でしょ」といって記者会見を和ませた。
『ブラジル製日本人ドリブラー』
MF 42 櫻井竜斗 Ryuto SAKURAI 完全移籍
①1994・1・1②169・54③A④両⑤京都府⑥10・20⑦1・11⑧G大阪
かつて和歌山U-18の入団セレクションを受験していて、6年越しの和歌山入団となった。中学卒業後から単身ブラジルに渡ってストリートサッカーで鍛えられただけあって、テクニックは別次元の域にある。それだけに使いどころに悩みそうだが、あっさりと流れを返るだけの力を持っている。