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模索

つくづくこのバイトを選んでしまったことに、後悔している。




弱冠15才の後輩、髪を真っ赤に染めた女性、明らかに俺悪ですよと言わんばかりの風貌の若者、お前この歳まで何やってたんだよ!とツッコミたくなるような40半ばの明らかに独身彼女なしのハゲ上げたオッサン。





そしていまだに人生どこにいったらいいか、迷走中の23才の僕。






休憩中、40代にもなってゲームの攻略法を真剣に話し合っているオッサンの姿を目の前にすると、まるで自分の行く末を見ているようで、嫌になる。





ゴリゴリのヤンキーみたいなのも正直怖いし、いろいろなことがあってお金を稼ぎに来ているんだろうなと思わせる15才を見ると切なくなるし、何の理由もなくメンチ切ってくる赤髪にはイラっとするし、でも何も出来ないし、やっぱりちょっと怖いしで・・・・・・多分年下だろあいつ・・・・・





毎日びくびくしたり、イラッとしたり、ガックリしたりで・・・。





何も変わらない。





体だけが働いたという達成感に刈られるかのように疲れきっただけで、実際にやったことといえば大した達成感を感じるまでもないことだ。





僕にとっては無駄に体を消耗させているようにしか思えない。





もっと自分のやりたいことに、その労力を使いたい。





バイトの手順を一生懸命頭に詰め込むんじゃなくて、自分のやりたいこと、やりがいを感じることに頭を使いたい。






そんなことを思う度に、いつもたどり着くのはたった一つの結論だった。






僕のやりたいこと、やりがいを感じることって、






一体何なんだろう。














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