反乱の予感
嵯峨 愛莉ーー
本名:三神 愛莉
それが俺の名前。女みたいな名前だけど俺は別に嫌いじゃない。
そして、今日は俺が今日から通う雷雲学園の入学式。
昔から勉強が好きだった俺は学年主席で合格‼︎
学年主席とくるとやはり挨拶をしなければならない、が 俺は次席に譲った。
なにせ 見た目は普通ではなく不良だから。
みたらなんか言われそうだったから譲ったんだ。
別に めんどくさいとかそういう訳じゃないからな‼︎
で、椅子に座ってる。
「続いて新入生の挨拶。ここで余談ですが主席の方はやらないというわけで次席の方となりました。新入生代表 美鈴 結衣」
凛とした返事をし立ったのは中性的だが可愛いが似合う少年だった。
舞台上まで歩きマイクの前まで来た。
「学問に励みー(中略)ー新入生代表 美鈴 結衣」
そう言うと拍手に包まれながら自分の座っていた場所まで歩いて行った。
ちなみに、俺の座ってる場所は他の生徒とかけ離れてる。
クソ兄貴のせいで←
「では、理事長のお話です」
いや、普通校長じゃねぇの⁇
おかしいだろ←
「皆さん入学式おめでとう。ここからは、個人的な話なんだが…俺の弟が今年からはいってあ、名前は嵯峨 愛莉って言うんだけどツンツンしてるけど仲良くしてあげてねっ‼︎(中略)〜」
な、に、言い出してやがる
このクソ兄貴ッ‼︎
「てめっ‼︎ なに言ってやがるクソ兄貴ッ‼︎ 黙れッ! この減らず口がッ‼︎」
俺はそう言ってこの場から離れて学園の校舎に歩み出した。