原始人の力
ある日研究していた原始人が目覚めた。
そう彼は自分を仮死状態にして抗体を作る事だけに専念ていたのだ。
彼は起き上がり研究所を歩きまわり研究者を殺していった。
彼は全員殺したつもりだったのだろうが1人ロッカーの中に隠れていた。
その研究者が原始人が生きていて逃げたことを連合軍に報告した。
原始人の進化と適応力を恐れた連合軍は研究所の数を増やし原始人の分析を急がせた。
一方、今の世界の状況はというとサウジアラビアを潰しそのまま西に侵略していった。
原始人をいくら分析しても弱点が見つけることができないので連合軍は最終手段にでた。
最終手段というと原始人から摂取した細胞を分析して作った薬を人間に打ち込み原始人と同等の力を得ようというものだった。
しかし、それは一度ネズミで実験したとき強力な原始人の細胞に耐えきれずネズミの身体が弾け飛んだのだった。
この計画が決定されてから研究者達は寝ることもせず研究をした。
それから数日がたった時、原始人達に研究の事がばれた。
そして原始人達は研究所を全て破壊することにした。
しかし、1つの研究所には2000人ほど兵が配置されていた。
そしてを原始人に全滅させれた。
が、原始人を1人生け捕りにすることに成功した。
全滅したのに何故生け捕りに出来たのかと言うと、深さ300mほどの穴を掘りその周りを5mの鉄で覆われた落とし穴を作った。
そこにたまたま原始人が落ちたのだった。
他の原始人は自分の怪我の治癒に忙しかったのか落とし穴に落ちた奴をおいて何処かに行ってしまった。
それから生け捕りにした原始人の頭に数kgの石を落とし気絶したところを両手両足を切断した。
そして原始人を1番大きい研究所に運んだ。
それから2日後、原始人の切断した腕の部分はもう塞ぎかかっている。
更に2日後に原始人の目が覚めた。
原始人は自分の腕と足をみてから動くのは不可能とみたのか大きく息を吸った。
すると、辺りの酸素が薄くなり周りの研究者は次々に酸欠で死んでいった。
原始人はそのまま息を20分間息を吸い続けやっと息を吐いた。
その時にはもう地球の半分以上が二酸化炭素だった。
地下にいた一般人は二酸化炭素を吸い死んでいった。この時点で地球の人口は3分の1にまで減っていた。
「かなり二酸化炭素の量が増えたな。この二酸化炭素濃度じゃ半分以上の人間が死んだだろう。」
と原始人は言った。
そして1人の原始人がとても強い光と熱を放った。
「炎龍光波」
と地味な技の割りにカッコいい技名を言った。
すると他の3人が声を揃えて
「ホトシンセシス(光合成)」
と言い息を吸った。
これは文字通り光合成だ。
つまり、元の二酸化炭素濃度に戻し動物達を全滅させないようにしたのだ。
これを人工衛星を通じて見ていた軍人達は
『何て地球思いなんだ‼︎』
と驚いていた。