希望・勝算
北朝鮮が襲われてから数日がたち、被害が拡大していた。
原始人との戦争が始まるため一般人は避難していた。
避難といっても原始人の標的は世界全体なので安全な所などない。
最終的に1番安全だろうという地下になった。
一方原始人はまだ眠っている原始人を集めるために砂漠にいた。
そこでまだ避難できていなかったインド人殺し比較的腐りにくい干し肉にして持ち歩いていた。
原始人が仲間を集めているとはいえ犠牲者はいなくならないのだ。
仲間を5人ほど集めたところで連合軍に原始人がインドの砂漠にいるという情報が広まった。
いよいよ本格的に戦争が始まる。
まず連合軍側は3つの部隊と戦車1機、戦闘機を2機送り込んだ。
しかし、相手は5人とはいえ圧倒的に戦闘力の高い原始人にとって人間がハエやゴキブリを潰すことと変わりなかった。
あまりにもあっさりやられてしまったので改めて恐怖を覚える連合軍
しかし、降参する訳にもいかない。
そこである学者が彼らの住んでいた時代にはなかった強力なウイルスを感染させ抗体のない原始人を殺すという作戦を考えた。
その作戦は多くの賛成を得てすぐ実行された。
まずウイルスをまとった男が原始人とできるだけ長く話す。
感染率を少しでも上げるためだ。
「おい、原始人さんよ、何でまだそんな格好してるんだ?もっと狩りをする時の勝負服みたいなのは無いのかな?」
男が原始人の毛皮を巻いているだけという格好について挑発する。
「黙れ!人生はいつも勝負、いちいち勝負服なんて作っていたらそいつは勝負をほとんどしていないということだ。つまり俺達の勝負服はこの毛皮だ‼︎」
原始人は冷静に応えた。
「しかし、その毛皮はかなりボロボロになっている。コレを着て見ないか?」と言い男がウイルスの付着した服を渡そうとする。
『よし、ここで成功すれば楽に感染させることができる。』
と男は思う。
だが現実は甘くない。
「いや、いい」
原始人は断る。
「そんな事言わないで、他の4人は?本当は着たいと思っていても今しかチャンスはないよ。」
男は必死で言った。
「しつこい奴だ。」
原始人は少し鬱陶しげに言った。
「はぁ、仕方ないな」
と男は言い原始人に向かって突っ込んで行った。
時間を稼いだあと接近してできるだけ感染させようという作戦だったのだ。
突っ込んで行った男は勿論あっけなくやられた。
しかし、彼は自分の任務をまっとうした。
作戦を実行してから数日がたった。
すると、1人の原始人に変化があらわれた。
彼は心配されたくなかったのか単独で行動し始めた。
それから2日がたった。
そして単独行動してた原始人が倒れた。
彼は死んだのだ。
軍は原始人を回収し徹底的に研究した。