それを知るには経緯はある。敬意はしない。
あのさぁ……
「ストーカー被害ですか?」
「はい!!ストーカーの被害に遭われているんです!!」
……自分は警察の仕事じゃないんでね。
警察はもっと大変な面倒事に巻き込まれているかと思いますが。
「えーっと、そのご本人様で?」
「違います!!花田さんは怖くて怖くて、ストーカーの被害を訴えられないんです!!」
「代理であなたが来たわけですか。そうですか。で、どのような被害に遭われているんです?」
配達の仕事でこんなトラブルをご申告されても困るんですよね。
証拠なり、その事実をどうやって知ったのかってのは……こっちも求めざるおえないですし。
「花田さんと手をつなぎ、道端で抱き着き、花田さんの家まで入っている男なんです!!」
「そ、そうなんですか。花田さん、可哀想ですね」
「そうなんです!!だから、僕が警察に直接言いに来たんです!!」
”不在票が間違えて入っていました!”
そんな申告を受けたというか、現地で言われたのであるが。不在票を入れ間違えたところからでもないし、正当な箇所に不在票を入れる家からの申告じゃない。
マンションの管理人様からだ。……いや、なんでだよ。物的証拠もねぇーのに、そーいう文句を言われても俺は分からん。俺、1か月ぶりに入った配達エリアだぞ
「なるほど。ところで、どうやってあなたは花田さんがストーカー被害に遭われていると分かったんです?事情を知ってるところも含めて。花田さんとはどのような関係で?」
普通。そんなことを管理人に報告する奴がいるか?
管理人がそーいう事をしだす奴は、ロクでもねぇのが多い。
文句を言われたら、その理由を聞くのは当たり前で、返って来た答えは
「私が花田さんのストーカーだからです!!」
「お前がストーカーなのかよ!!」
”私が、集合ポストの中を開けて確認したからです!!”
マンションの管理人だからって、
人の家のポストを勝手に開けてんのはさすがにマズイだろうが。それでこっちの間違いを訴えて来ても、信用できねぇよ。何を言い出すんだ、こいつは……。
そこからのお説教は、完全に聞く気がなかった