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第12話 情報収集?そんなことよりも温泉じゃい!


ーーー俺らは王室の間を後にし、それぞれ想うこともあるが、今はこの平和な日常溢れるこの国を満喫しようということで。

 サキちゃんとモニカちゃんは大浴場の温泉へと足を運び、俺は先程もらったゴールドで遊楽街の様なところがないか探索しようと思ったのだが、隣にはドラちゃんがいた。


「な、なぁ…ドラちゃん?モニカちゃんのとこで温泉の警備にあたらなくて大丈夫?」


 俺は1人で遊楽街を堪能したかったのだが、ドラちゃんがついて来るもんだから、穏便にあしらおうとするが。


「問題ない…我が主のそばには貴様のパートナーであるサキュバスがいるであろう…それに貴様の監視をあやつに頼まれたのでな…」


 あーなるほど。

 俺が浮気をしない様にってことだね?

 サキちゃんってば束縛がすごいんだから//


「ちなみにドラちゃん…ここに遊楽街ってあるのかい?ドラちゃんもよければ一緒に…………」


「この国に遊楽街というところはあるが私は興味ない…私が興味あるのは我が主…あのお方だけだ!そんなことよりも今は情報収集だ」


 そうだよね…そうですよね…

 ドラちゃん君は、明らかに真面目くんタイプですもんね。

 わかってたよ…わかってたけど…でも待てよ?

 モニカちゃんには興味があると……


 俺は顔をニヤつかせ、再度違う質問をしてみることにした。


「ではではドラちゃん…君はモニカちゃんの裸に興味はあるのかな?」


「なっ!き、貴様!ど、どういうこだそれは!確かに我が主にしか興味ないと言ったが……は、裸など…………く、くだらん!!」


 おほっ!いい反応!

 こいつはとんだ、むっつりすけべだとは…

 ドラちゃん…君もれっきとした男だな。

 ドラちゃんの意外な反応に満足した俺は、しょうがないと思いつつ、情報収集に専念することにした。



ーーー「くはー疲れた〜」


 城下街の住民や、パトロール中の兵士などに周りにいた魔物のことや、近頃変わったことはないかと聞き込みをしていたが。

 情報という情報は無いどころか。

 本当に普通の日常を送っている様だった。

 それもそれで、あれだけ魔物の群れをかき分けてこの城に入ってきたというのに、この国だけ平和な日常ってのはなんだか不気味でもある。


「これだけ、みんなに聞き込みしても魔物の『ま』の字も出ないなんて…俺らがおかしくなっちゃったのかな……」


「ふむ…私たちの頭がおかしくなったのか…それとも……この国の人々の頭がおかしくなったのか…わからぬな…」


 「まあ、今はせっかくだしゆっくりしようやドラちゃん、明日は情報収集の続きをして、モニカちゃんが言ってた大図書館にでも、今度は4人で行ってみよう!」

 

「そうだな…貴様も疲れたであろう…今日はゆっくり休むが良い…」


「ドラちゃん…お前も休むんだぞ!てか温泉行こうぜ温泉!」 


「む?しかし、大浴場にはまだ我が主達がいるのでは?」


「大丈夫だよ!時間も経ってるし!もう部屋に帰ってるよ!」

 

「そ、そうか…なら遠慮して…向かおうでは無いか」


 だが俺は知っている………

 女の子はとても長風呂だということを………


 俺は足早に城内の大浴場へと足を運ぶ。

 この大浴場はでかいだけに男女混浴であり、今なら貸切と言っていた。

 ということは邪魔な男共はいない!

 そしてあの、未だ成長段階中である!サキちゃんのぴちぴちな身体と!

 その可愛らしい見た目とのギャップで豊満なボディの身体を持つモニカちゃん!

 この神秘的な輝きを放つ2人の身体を!

 事故と称して見ることができるのだ!!!!

 

 ドラちゃん…君には道連れになってもらう…

 そしてあわよくば!君が僕を守ってくれ…

 俺は大浴場に着き、サキちゃんとモニカちゃんがまだ中にいることを、2人の話し声で確認する。

 

 俺は服を全て投げ捨て!ドラちゃんと共に!この神秘なる世界に足を踏み出す!!

 

「い、いや〜情報収集おつかれドラちゃん!!ってあれ?ドラちゃん?」


 いつのまにかドラちゃんの姿はなく…俺1人がこの神秘なる地獄の戦場に、足を踏み入れてしまったらしい。



「きゃ、キャァァァ!た、太陽様なのですか!?一緒に入りたければ言ってください………こ、心の準備が//」


 あ…モニカちゃんの声だ〜

 けど湯煙でなーーんにも見えないや〜

 これは、R 15以下の補正がかかっている証拠だね!


「馬鹿太陽………あんた……いい度胸してるじゃ無い……その度胸に免じて今日は顔面膝蹴りで許してあげるわよ!!!」


 わ〜サキちゃんだ〜

 なんて優しいんだろ〜サキちゃんは…

 それに湯煙で見えなかった、サキちゃんの姿が段々見える様に!!!!うぼぉぁぉあ!!!


 俺はサキちゃんのぴちぴちな身体を視界に納めるのだったが、ドラちゃんの血で回復した俺は、見事にサキちゃんのぴちぴちな身体の記憶を無くすのであった……。

 


〜つづく〜

「フゥーーやれやれ、あの変態馬鹿太陽には呆れてばっかりだわ……」


「太陽様ったら//とても大胆なお方なんですね//」


「モニカ……なんであんなやつのこと……まあいいわ!」

「というわけでそこのあんた!あんたよあんた!この温泉回で鼻息荒くしてたあんたよ!」

「もしこの作品に評価!感想!ブクマ!レビューどれかをしてくれたら」

「あたしとモニカの温泉でのうふふ♡な番外編を伝えてあげるわ♡」


「あーサキ様!それはみなさんには内緒にしてほしいですーーーー///」


「って事でまってるわよーー!♡」

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