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静寂なる夜に

作者: りゅう

両手を合わせ 求める手は

祈るように 空へ吸い込まれていく…


翼を怪我した

自由に飛べない鳥も

いつか 大空に飛べたてる

振り向きもしないで


僕から離れた鳥は

知らない人の肩に乗り

楽しげにさえずる

生きる喜びにひたって


そして 僕はまた

鳥を閉じ込める

僕だけを見つめてほしいと

祈りをこめて


もう 何度繰り返したろう?

誰も僕のもとにはとどまりはしない

空っぽの鳥籠に 鍵はかけない

誰かが戻ってくると

そう信じて


誰もいない夜の中で

君のさえずりを思い出す

もう

二度と

僕の隣では

唄ってくれないのかな…?


窓辺の月明かりの中

祈るように合わせた手は

君を求める手は

静寂なる夜に

吸い込まれるように

消えていく…


叶わぬ想いに

焦がれながら…

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