3話
どうですかね。 前回上手く書けたかな~
その刀がどうかしたのかって? 普通、ただの何の装飾も無い杖から刀になるとかおかしいだろ?
すると、ブレイズさんがこの杖について説明してくれた。
「ほとんどの魔法少女の杖は補助としてで、この杖のように他の物に変わる杖は希少なの」
「ねぇ、母さん、その杖って僕にも出せるの?」
結衣は羨ましそうに母親に質問する。
「やってみないと分からないわ。 杖を出すようにイメージしてみて」
結衣は母親の言うとうりにやってみたが、杖は現れなかった。 すると、結衣は悔しそうに歯を食いしばっていたが、それを見た母親と優衣は励ますように声をかけた。
「ま、まぁ出せない人は他にも居るし、結衣ちゃんは魔力がとても高いからそれで補えばいいわよ。 ね?」
「天使くん、ブレイズさんの言うとうりだよ。 それに天使くんは昔からブレイズさんと一緒に体術とかの訓練をしてるそうじゃないか? その技術は誇っていいと思うよ」
そう二人に言われると結衣は嬉しそうに笑った。
「ありがとう。 うん、頑張るよ!」
.....現金だわー もう少しいろいろ考えないの? まぁ、それがいいんだけど。
「それで? ブレイズさん、根本的な質問いいですか? ブレイズさんってこの世界の人じゃないんですよね?」
「ええ、確かに私はこの世界の人間ではないの。 私の生まれた世界の名前は...」
「生まれた世界の名前は? なんて名前何ですか?」
「私の生まれた世界の名前は『イレクシール』って名前なの。 そして、その世界を一つの王国が統治しているわ。 でも、その世界の人間は女性しか居ないの」
「.....は? 母さん、女性しか居ないって本当なの?」
「失礼かも知れないですが、子孫はどうやって残し、繁栄しているのですか?」
優衣の質問に結衣は噴き出してしまった。 しかし、母親は、何の反応をしなく質問に答える。
「そうね.....生やす魔法を使ってやっているわ。 どうしたの? 顔をそんなに真っ赤にさせて。 二人って初心なのね♪」
母親の言うとうり、二人の顔は真っ赤になっており、結衣に居たっては、狼狽していた。
「は、はは生やす!? ど、どど......」
結衣は最後まで言い切らず、俯いてしまった。
「では、魔法少女には、どうすればなれるのですか? 何か特別なことが必要なのですか?」
優衣は気を取り直し、質問をした。
「ええ。魔法少女には基本的に王族と上位貴族にしかなれないわ。そして、魔法少女の素質がある子は魔法少女を育成する学園に入れられるの。 ごく稀に平民の中から出て来る事もあるけど」
「そうですか。 では、俺達の場合は、どう説明するのですか?」
「結衣ちゃんの場合は、私の子だからと説明出て来るけど、優衣くんの場合はどうやって説明すればいいのか分からないわ。 .....ゴメンなさい」
「いえ、では、俺達もその学園に入れられるのですか?」
「ええ、そういう事になるわね。 そこで魔力炉を止める訓練をさせて貰うといいわよ」
そこでやっと今まで黙っていた結衣が口を開いた。
「じゃあ、今まで通ってた学園はどうするの!?」
「貴方達は今や女の子だって何回もいってるでしょ? その姿じゃ学園になんて行けないわよ」
「そ、そんなぁ....」
「俺はどうすればいいですか? 学園に入れられると言っても行き方も分からないし、実際、俺はバウンティハンターで、住所不特定無職何ですよ? そんな奴が入学出来る訳無いじゃないですか?」
「大丈夫よ。 貴方の過去は調べさせて貰ったと言ったでしょ? あぁ、それから、優衣くん、今日からここに住みなさい。 その方がいろいろ都合がいいでしょ?」
「.....分かりました。 これからお世話になります。 ですが、優衣も俺も同じ名前なので呼び方を変えません?」
「そうだね。 僕もそれ思ってた。 その方が入学してからも便利だと思うし」
「そうね。 ちゃんとくんで分けるのも限界があるわよね。....じゃあ結衣ちゃんが結衣のままで、優衣くんが優希でどうかしら!」
「分かりました」
「了解だよ! これからよろしくね! 優希くん!」
「あぁ、よろしくな」
「後、優希ちゃん、貴方、私達の家族の養子にならない? 貴方の家族に対する感情も理解できないと言う訳じゃ無いのだけど.....どう?」
「分かりました。 養子に入らせてもらいます」
「ありがとう!! じゃあ、私達に対して敬語は使わないでね♪ そして私と甲斐さんの事を親らしい呼び方で呼んで頂戴ね♪」
「で、ですが....わ、わかったよ母さん、父さんこれからよろしく」
「ええ、優希ちゃんよろしくね♪」
「これからいろいろ大変だろうがよろしく頼むよ」
そして優衣は優希として、結衣の家族に仲間入りした。 それからして、優希達は母親に身の回りの物を買いに出かける事となった。
....そして下着売り場にて
「え? 母さん、まさかこの中に入るの?」
「さ、さすがに俺達にはハードルが高いんじゃないか?」
「何言ってるの? ブラのサイズまでは実際、測ってみて試着してみないと分からないでしょう?」
「で、でもさすがに僕達にはレベルが高すぎると思うな...」
「む、無理だ....」
「何言ってるの? 早く入るわよ」
そして結衣達は母親に手を引っ張られ下着売り場に足を踏み入れ、そこで地獄を味わった。
き、きつい。きついぞ!!!