紅魔館に雇われます
今回は予告どうりレミリアです。
駄文ですが見ていってください。
僕は、高級そうな扉を開けた。 見た目の重量感とは違い、扉はかなり軽くて少ない力で開けることができた。
「おじゃまします・・・」
中はロビーよりは狭かったけど、僕の部屋と比べると20倍はあった。 部屋の中央には赤色のじゅうたんが入口から向かいの壁まで続いていた。そのじゅうたんの果てには椅子がひとつ置いてあった。
部屋全体は暗く少しだけ月明かりが差し込んでいた。そのせいかもしれないけど、赤みがかった部屋全体がとても不気味に見えた。
「私はここで待ってますね、本当に怒らせないように気をつけてくださいね。レミリア様は気難しい方ですからね。」
小悪魔は入口のところで手を振って、なぜか入口を閉じた。 扉を閉じる間手を振っていた、何故か顔はどう見ても作り笑いだった。
僕は、正面を向いて数歩歩いた。
「あなたが咲夜の言っていた気絶少年ね・・・ 確かに貧弱そうな体をしてるのね。」
急に声がした。しかし、どこを見ても誰もいなかった。
「あなた鈍感ね。 そんなに見回してもいないわよ 上よ、あなたの頭の上」
上を見ると羽の生えた少女が空を飛んでいたいた。 目は真っ赤で何故か僕を指差していた。
「あなた名前は?」
「霧島 零徒って言います、よろしくお願いします。」
「私は紅魔館の主のレミリア・スカーレット、吸血鬼よ。 ようこそ紅魔館へ歓迎するわ。」
「吸血鬼なんですか? 本当にみんな凄いですね。
あの、助けてもらってありがとうございました。」
「助けたのも紅魔館に入れたのも私じゃないわよ、咲夜がいつの間にか中に入れてたのよ。この前もクロネコを拾ってきたし、その前は変な妖怪、その前は・・・・・ry」
「咲夜さんっていろいろ拾って来るんですね 」
「そうなの、かなり珍しいものが好きみたいなのよね。 まあ、咲夜は普段かなり働いてくれてるしそれくらいの事は許してあげてるわ。」
「咲夜さんってどんな仕事してるんですか?」
「咲夜の仕事? そうねー 私を起こして 私の食事を作って 私の館の掃除をして 門番を見張って・・・・ry」
「何か・・・ 大変なんですね、て言うか咲夜さん以外で働いている人いるんですか?」
「いるわよ、たしか妖精が100人くらいいたとおもうわ。でも、妖精たちはバカだから単純な掃除くらいしかできないのよね。」
「じゃあ、咲夜さんは紅魔館の仕事を大半一人でこなしてるんですね。 すごいですね… 尊敬します」
「言われてみれば咲夜は結構重労働だわね・・・ 何か仕事を減らす方法ないかしら? う~ん」
レミリアさんは奥の椅子に座って頭を抱えた。失礼かもしれないけど、結構可愛かった。 第一印象は割と大人っぽいかと思ったけど、案外見た目通りなのかもしれない。
「そうだ!!」
突然レミリアさんは、大きな声を出した。 そしてこっちを見たと思うとまた僕を指さした。
「あなたうちで働きなさい、大丈夫ブラック企業じゃないからちゃんと土日は保証するわ。 それに、簡単な願いなら一つくらい聞いてあげてもいいわよ。 食事も出すし、部屋もあげるわ。 どう? 悪い条件じゃないと思うけど?」
「そうですね まあ、やることもないですし良いですよ。」
「助かるわ、仕事の内容は咲夜から聞いてちょうだい。 何か聞きたいことがあったら夜に来なさい、私は夜行性だから昼に来ても寝てるわよ。
願い事も、早く言いに来ないと忘れるかもしれないわよ。」
「じゃあ、もう願い事していいですか?」
「別にいいけど、何をお願いするの? 私が叶えられるものにしてちょうだい。」
「はい、と言うよりこの願いはレミリアさん以外には叶えられない願いです。
僕を吸血鬼にしてもらえませんか」
「えっ!?」
レミリアさんは、本気で驚いている様子だった。
ちょっとグダグダになりましたかね?
次回はもっと面白くなるように頑張ります。