Knock
気付けば目の前には白い、裾を足元まで伸ばしたポンチョのような、まるで現代とは掛け離れた服装をした、男女合わせて十人ほどが私に向けて頭を垂れているという、意味不明理解不能の光景が広がっていた。
−−−一体、何が起こったのだろうか。
状況が把握できず目をパチパチとしている俺に、一番近い女がこう告げる。
「どうか我等を救い、導いてください、魔王様。」
「ごめん、無理。」
何か色々と間違いがありそうなので、問答無用で断りました。
−−−一体、何が起こったのだろうか。
状況が把握できず目をパチパチとしている俺に、一番近い女がこう告げる。
「どうか我等を救い、導いてください、魔王様。」
「ごめん、無理。」
何か色々と間違いがありそうなので、問答無用で断りました。
遥か虚空に浮く救世主
2010/12/26 02:01