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詩全集3

Whose is it?

作者: 那須茄子

冷えた缶コーヒー 

手のひらで震えてる


誰かの正義がまた

誰かを潰してる

信号は青 

でも心は赤

踏み出す足が

宙で滑る


今日も嘘を塗り重ねて

仮面の奥で笑って

居場所を演じてる

誰かに見つけてほしくて


境界線はとうに滲んでる

白も黒も 

灰色に溶けて

僕らは何を信じて

この夜を越えていけるんだろう



閉ざしたドアの向こうで

息が詰まっていく音がするのは

気のせいかな



「希望を持て」なんて

綺麗事を並べたって

歯車は止まらない

不要なものは 

容赦なく切り捨てられるから


正論の行進が始まる

この街じゃ 

不条理が主役

知らぬ間に消されても

もう戻れやしないんだ


ここはどこ

僕は誰

煌びやかな夜とは無縁の

日常に沈んで

おやすみ

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― 新着の感想 ―
矛盾に満ちたどうしようも無い安穏  目を逸らして考えないのも決して間違いってワケじゃあない (´・ω・`)
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