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Dear Christmas〜届けたい想い〜

作者: こーへ〜

男4女2不問1


N&クリス…男

ミリア…女

グル…男(女性でも可)

グラ…不問

ベル…女

ミハエル、ジン…男

ミス・リース…男

子供…グル役以外の誰か

ミハエルとミス・リース兼ね役することも可能です。

N

「12月25日、子供達が寝静まった頃、サンタクロースはトナカイの引くソリに乗り、プレゼントを配ります。

そんな忙しいサンタさん達の様子をちょっとだけ覗いてみましょう。」


ミリア「ふふふーん♪ふふふーん♪ふふふーふふーん♪」

ジン「今日は楽しいクリスマス〜っとな!よっこらしょっと!ふぅ、よーし、ミリア!支度はできたか?そろそろ夢を配りに行こうか!」

ミリア「はいです!」

ジン「さぁ、これを積んだら終わりだな、よっこらせっ!あがっ!…こ、ここ…腰が…ぷ、プレゼントが…このままでは…どわぁー!!」

ミリア「うわぁあ!!ジンさん大丈夫ですか!!あープレゼントが!か、片さないと!!あわわ!え、えっと!どどどど、どうしましょう…ジンさんいないとプレゼント配れないですよぉ」

ジン「う…うっ…」

ミリア「ジンさん!大丈夫ですか、起きてくださいよー!」

ジン「無理に引っ張らんでくれ…こ、腰がぁ…あがっ!!うっ…がくっ…」

ミリア「ジンさーん!!」


N

「あらあら、これは一大事…おっと誰か来たようですね」


グル「おーい!おっさん!居ないのかー?ん?…開いてる…入るぞー」

ミリア「あわわわわ…どうしましょうどうしましょう…あたふたあたふた」

グル「おい、お前らそろそろ……ってなんじゃこりゃぁあ!!!」

ミリア「あ、えっと、その、あの、えっと…あたふたあたふた!」

グル「あたふたすんな!」

ミリア「えっとそのえっと、あのあの」

グル「とりあえず落ち着け!」

ミリア「えっとえっと」

グル「はい、お茶!」

ミリア「ありがとうございま、熱っ!!」

グル「水!」

ミリア「んぐ、んぐ…ふぅ…」

グル「なんだこれ!んで、一体これは何がどうしたっていうんだよ?てか…いつまで寝てんだ…いい加減起きろ!おっさん!」

ジン「あだー!!」

グル「よし、おはよう!んで、どーしてこんなことになってんだ?おっさん」

ジン「あいたたたた…ああ…それがだな…かくかくしかじかでぎっくり腰になってしま」

グル「ギックリ腰だぁ!?そんなんでプレゼント配れんのかよ?」

ジン「なんの!これしきのことで!」

グル「ツン」

ミリア「あぁ!!!がくっ…」

ミリア「ジンさん!?」

グル「はぁ…ったく、情けねぇ…とりあえずプレゼント片すか…」

ミリア「はいです」

グル「……ふぅ…こんなとこか…えっとお前らが担当するプレゼントは何袋あんだ?」

ミリア「えっと…」

グル「これか…1.2.3…5袋か…」

ミリア「です」

グル「んー、なんとかなるかな…おっさん、後は任せな、ゆっくり休みなよ」

ジン「あぁ…すまねぇ…」

グル「気にすんなよ、よしブツは持ったか?」

ミリア「はいです!」

グル「行くぞ」

ミリア「イエッサー!」

ジン「ミリア…!気をつけてな」

ミリア「わかりましたです!」


ミリア「グルさん!グルさん!あの!一体どうするんですか?」

グル「どうするって、他の奴らに手伝わせるのさ」

ミリア「無理ですよ!みんなまだ配り始めたばっかで終わってないですよ!」

グル「いんや…早いやつはもう終わって戻ってくる頃なんだ」

ミリア「いくらなんでも早すぎるんじゃ…」

ベル「いっちばーん!」

ミハエル「流石でございます、ベルお嬢様」

ベル「ふふふ…ミハエル、遠慮せず、もっと褒めなさい!ほーほっほっほっほ!ほっ?……わぁー!!」

ミリア「…うぅ…びっくりしたです」

グル「なっ!居たろ?」

ミリア「はい、居たです!」

ベル「えっと、い、いつから」

グル「そりゃあ」

ミリア「最初からです!」

ベル「やー!わー!やだ!恥ずかしい!!グルに見られてたなんて!!やだやだ!嫌ぁー!!」

ミハエル「お嬢様……」

ベル「嫌ー恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい、穴があったら入りたい、寧ろ埋まりたい!」

ミハエル「ごほん、お嬢様!」

ベル「はっ!」

ミハエル「お気を確かに」

ベル「そ、そうね…悪かったわね…で、貴方達はなんでこんなとこに居るのよ!」

グル「…実は…頼みがある」

ベル「何よ?」

ベル(えっ?まさか告白?そんなまさか!」

グル「これ配るの手伝ってくれないか?」

ベル「ぐっ…はは…なんだ…私の期待返してよ!」

グル「なんのことだよ!」

ミリア「えと、ジンさんギックリ腰なっちゃって…手伝って欲しいです」

ベル「あら?ジンさんが」

ミリア「はい…私一人じゃプレゼント配るの間に合わなそうで…お願いしますです!」

グル「俺からも頼む」

ベル「うっ…わ、わかったわよ!じ、ジンさんには借りがあるし…いいわ、1つ頂戴、手伝ってあげる」

ミリア「ありがとうです!」

ベル「いいわよ、別に、任せなさい…さてと、そうと決まったらモタモタしてられないわね、行くわよミハエル」

ミハエル「はい、お嬢様!」

グル「ベル」

ベル「な、何よ?」

グル「あんがとな!」

ベル「べ、別にいいわよ!気にしないで…じゃ、また後でね」

グル「ああ」

ミハエル「なんだか嬉しそうですね」

ベル「そ、そんなことないわよ」

ミハエル「そうですか?」

ベル「そうよ!ほら、つべこべ言ってないで走れ!」

ミハエル「はいはい、かしこまりました」


N「グルの考えでプレゼント配りを他のサンタに手伝ってもらいます。いち早くプレゼントを配り終えたベルが1つ手伝ってくれることに、さてさて次はどなたが手伝ってくれるのでしょう?」


ミリア「あの次はどこへ?」

グル「もう1つのアテだ」

ミリア「ふむふむ…どんな方なのです?」

グル「あ…んー…まぁ…行けば分かる」

ミリア「なんか嫌そうですね?」

グル「…できることなら行きたくない」

ミリア「え?何でです?」

グル「着いたぞ、ちょっと窓から覗いてみろ」

ミス・リース「ジングルベール♪ジングルベール♪ふふふーふふーん♪今日は楽しい!ク・リ・ス・マ・ス♡んっま!さぁーて!そろそろ皆んなプレゼント配り終えて私のところに飲みに来る頃かしらねー!誰が1番かしら…」

ミリア「す、すごい方ですね…」

グル「だろ…行きたくない…」

ミリア「でも…配るの手伝ってもらわなきゃ…私…」

グル「だよなぁ…はぁ、入るか…」

ミリア「はいです」

ミス・リース「あら来たわね!誰かしら?いらっしゃーい…ってグルちゃんじゃないの!!私に会いに来てくれたの?もう!感激!涙ちょちょぎれるぅー!!」

グル「あぁ…うん」

ミリア「直接だと更にすごいですね」

グル「…まぁな…ははは」

ミス・リース「ふふふーん…あら?あなた、ジンさんのとこのトナカイよね…グルちゃん!私のこと放ったらかしにして!浮気!?」

グル「してねぇ!そもそもお前と付き合ってすらねぇ!やめろ!」

ミス・リース「あら冷たいんだから、そうよねぇ…グルちゃんはベルちゃん一途だもんねー…両想いなんだから早くくっついちゃいなさいな」

グル「そ、そそ、そんなんじゃねえ!あいつは関係ねぇ!」

ミス・リース「んふ、可愛いわね…ん?グルちゃん、それどうしたのよ?貴方、今年のプレゼント配りはお休みじゃなかったかしら?」


N「説明しよう!近年サンタクロース界では、配達のスピード・技術・正確さにより評価されランキングが付けられる、見事トップの成績に輝いたサンタクロースは翌年のクリスマスに特別休暇を貰えるのだ!そして昨年トップの成績を収めたのが、このグルである…あ、続きをどうぞー」


グル「なんか入ったな」

ミリア「はい…」

ミス・リース「分かりやすくていいじゃない!!」

グル「まぁ、いいや…ミス・リース、あんたに頼みがある」

ミス・リース「なぁに?グルちゃん」

グル「ミリア」

ミリア「実はジンさんがギックリ腰腰で…トナカイの私一人じゃ、プレゼント配りきれないから…あの…お願いしますです!手伝ってください!」

ミス・リース「そういう事ね、仕方ないわ、困った事はお互い様よ、それに愛するグルちゃんの頼みだし!私頑張っちゃうわ!だって女の子だもん!!」

グル「いや俺の頼みじゃ…それにお前は男…まぁいいか、なんでも…」

ミリア「ありがとうです!」

ミス・リース「それじゃあ行ってくるわよ!またねミリアちゃん、グルちゃん!んーまっ!はいやー!!」

グル「うぇ…」

ミリア「グルさん、あの人トナカイ無しで行っちゃいました…」

グル「あー平気平気」

ミリア「でも二袋も」

グル「それも問題なし、よし、俺も1つ手伝うから、最後のその袋は任したぞ」

ミリア「はいです…」

グル「心配すんな!その袋は他と比べて1番量が少ない、トナカイのお前一人でもできるって、な?頑張ろうぜ!」

ミリア「は、はいです!私やってみますです!」

グル「いい返事だ、じゃあ、また後でな」

ミリア「はい、頑張るです」


N「一人でプレゼントを配りに行ったミリアも気になりますが先にグルを見てみましょう」


グラ「ぐーぐー」

グル「ただいま」

グラ「ぐがーぐがー」

グル「おい、グラ、起きろ」

グラ「ぐがーぐがー…んへへ…もう食べられないよぉ〜」

グル「コイツ…よーし…後三秒で起きなきゃこのダンベルを…はい、さーん!にぃー、いーち!はい、どーん!」

グラ「ふぐぉ!ごほっ!な、なんです!?て、敵襲!?」

グル「そぉーだ!敵襲だ!戦闘準備!」

グラ「アイアイサー!……あれ武器は?」

グル「はい、袋」

グラ「装備完了!グラ行きまーす!!…あれ?袋?」

グル「いつまでバカやってんだ、行くぞ」

グラ「ふぁ?行くってどこへ?今日はお休みじゃ」

グル「臨時でお仕事」

グラ「えーやだー」

グル「つべこべ言ってないで行くぞ」

グラ「ちぇっ…はーい…あ、てかこれ持ってくださいよ〜」

グル「は?」


N「サンタクロース、ジンの突然のギックリ腰、トナカイのミリアはグル、ベル、ミス・リース達に助けられてプレゼントをなんとか配り始めるとことができました。

さて、配達はどうなっているか見てみましょう」


ミハエル「この一軒で終わりですね、流石お嬢様」

ベル「そうでしょ、やっぱり私って天才!」

ミハエル「ですね」

ベル「それじゃ行ってくるわね」

ミハエル「お気をつけて」

ベル「平気よ、よいしょっ……お邪魔しまーす、ふふ…良い子、ぐっすり寝てるわ、かわいい…ここにプレゼント置いとくわね…それじゃ良い夢を、メリークリスマス」

ミハエル「ご苦労様です、お嬢様、それでは帰りましょうか」

ベル「ええ」


N「流石はお嬢様と執事ですね、しっかりと仕事をしてますね、優秀です」


ミス・リース

「ひとーつ!ふたーつ!みぃーっつ!さぁどんどんジャンジャン配るわよぉ〜!アン!ドゥ!トロワ!さてさて、お次はコ・コ♡お邪魔〜♡あら可愛い寝顔、んふ♡はい愛情たっぷりプ・レ・ゼ・ン・ト♡メリークリスマス…それじゃ失礼〜…さて次は〜…あら、まだこんなあるのね、本気出さなきゃマズイわね…スー…ハー…行くわよ…いやイくぜ!!ガンガン配るぞぉおおお!!全力だぁあ!!ぬぅおおおお!!」


N「見なかったことにしましょう」


グラ「ひぃ!ひいっ!はぁはぁ!うひぃい…疲れました!グルの鬼畜!私に休みを!」

グル「まだ1軒目だろ!バカグラ、まだまだたっぷりあんだよ」

グラ「うひぃい…本当なら休みなのに…一日中引きこもりたかった…うぅ…くそぅ…」

グル「つべこべ言うな」

グラ「うぅ…えっと場所は」

グル「地図なんか見てんな!分かれそんくらい!時間がねぇんだ!早いとこ済ませるぞ!」

グラ「ひぇえええ!あ、ここらしいです」

グル「お、おう…んじゃ行ってくる、良い子にしてろよ」

グラ「はぁい」

グル「お邪魔するよ…っと、子供部屋は…あそこか…寝てる寝てる…よしプレゼントを置いて」

子供「お兄ちゃん…誰?」

グル「やべ」

子供「あ、その服、もしかしてサンタさん?」

グル「しー!」

子供「う、うん」

グル「みんな起きちゃうから、しー…な?」

子供「うん、ねぇお兄ちゃんは本当にサンタさん?」

グル「うん、そうだよ、こうやってプレゼント持ってきたろ?」

子供「やった、本当にサンタさんだ」

グル「はは、来年も良い子にしてたら来てやるよ」

子供「うん!良い子にする!」

グル「ちょっ!だからシーだって」

子供「あ…」

グル「…ぷっ…ははは」

子供「えへへ」

グル「んじゃ行くわ、またな」

子供「うん、またね、メリークリスマス」

グル「ああ……っしょっと…ふぅ…やばかったぁ!」

グラ「おかえりなさーい、何がやばかったんですー?」

グル「ちょっとな」

グラ「私、気になります!」

グル「秘密、それより次だ」

グラ「えー教えてくださいよぉ〜、もぅー」

グル「…良い子だったな、あの子、また来年…Merry Christmas,to that smile.」

グラ「何か言いましたー」

グル「別にー、ほら黙って走れ」

グラ「はぁい」


N「ここも問題なさそうですね、ミリアはどうなってますでしょうか…」


ミリア「はぁ…はぁ…かなり時間かかったです、でもあと1つです、もう一踏ん張りです!うわっ!!急に風が…あれ?プレゼントは?どこ!?もしかして落としちゃったですか!?」


N「大変です、急な突風に煽られ、ミリアは大事なプレゼントを落としてしまいました…落としたと思われる場所は降りたら公園でした、果たして見つかるでしょうか」


ミリア「プレゼントさん、プレゼントさん、どこですかー?出てきてくださいですー、うぅ…早く見つけないとまずいです…あ、あそこ!見つけたです!!」

クリス「ん?なんだこれ」

ミリア「はわわ!人ですぅ!!」

クリス「え?誰?」

ミリア「え?あのえと…はわっ!イテテ…転んだです…う〜」

クリス「トナカイ!?あ、えっと…だ、大丈夫?」

ミリア「大丈夫です…あのそれ…あの!あ、えっと…それはある人へのプレゼントで!あって!そのえとえと…その!その!」

クリス「落ち着いて…平気だから」

ミリア「なんでしょう、この人…まるで私の言葉がわか」

クリス「ん、わかるよ」

ミリア「そうなんですか…って、ええ!?」

クリス「うわっ!ビックリした!そ、そんなに驚かなくても」

ミリア「そりゃ驚きますです!サンタさんしか私達トナカイの言葉はわからないんですよ?」

クリス「そうなんだ…ところで、なんでこんな所に居るの?トナカイさん」

ミリア「えっと…プレゼント落としちゃって…」

クリス「プレゼント…もしかして、これ?」

ミリア「ですです!えーとクリスさんって方へのプレゼントなんです」

クリス「クリス?僕もクリスだけど」

ミリア「え?あ、リストの顔と一緒です!そ、それ、どぞ!」

クリス「あは、トナカイからプレゼントなんて今年は変わってるなぁ…ありがとう、開けても良い?」

ミリア「はいです」

クリス「楽しみだな、ティーカップお願いしたんだ……割れちゃってる…」

ミリア「わー!ご、ごご、ごめんなさい!ごめんなさいごめんなさいです!!私が落としちゃったから!大事なプレゼントが!!」

クリス「大丈夫だよ、謝らなくていいよ」

ミリア「でも…プレゼントが…」

クリス「どうでもいいんだ、僕は満足した」

ミリア「え?どういうことです?」

クリス「そこに想いが込められてたから」

ミリア「想い?」

クリス「うん、想い…君はプレゼントを渡す時どんなこと思ってる?」

ミリア「…みんながワイワイ、楽しく、仲良く、喜んでて、笑顔なって幸せになれば…なんかそんな感じです」

クリス「あはは!面白いね、トナカイさん、ホント、このプレゼントからはそんな想いが伝わってくるよ、ふわふわしてるけどそれがいいんだ、中身が壊れてても君の想いはちゃんと受け取れたよ」

ミリア「そ、そうなんです?」

クリス「うん、だからプレゼントありがとう、届けてくれて」

ミリア「はいです!」

クリス「そうだ、お礼がしたいんだけど」

ミリア「いやいや、いいですいいです、そんな!」

クリス「大丈夫、トナカイさん、ちょっと目を閉じてて」

ミリア「…こ、こうですか?」

クリス「…よっと…もういいよ、開けてごらん」

ミリア「はいです」

クリス「やぁ!」

ミリア「え?え?なんです?クリスさんがサンタさんの格好に?何が起きたです??」

クリス「いい反応だね、僕はサンタクロースなんだ」

ミリア「え?え?えぇえええ!!」

クリス「驚きすぎだって、さてと、お礼にプレゼントあげる」

ミリア「あ、ありざとうございますです」

クリス「うん、じゃあまたね、メリークリスマス、ミリアちゃん」

ミリア「メリークリスマスです…行っちゃった…あれ?クリスさん、なんで私の名前………あ!早く帰らなきゃ!!!」


N「なんとかプレゼントを全て配り終えたミリア、仕事も終わり、みんなの元へ帰ります」


ミリア「ただいまです」

グル「お、帰ってきたか」

ベル「おかえり、よくやったわね」

グラ「おかえりなさーいですー」

ミハエル「おかえりなさいませ、ミリア様」

ミス・リース「お・か・え・り♡頑張ったわね」

ミリア「ほへぇ…」

ミス・リース「なぁに?どうしたのよ?」

ミリア「私、プレゼント落としちゃって、それ探してたらそれ渡す人に出会って、その人サンタさんだったです、それで何故かお礼だってプレゼントもらって…」

グル「なんだそりゃ、頭でも打ったか?それとも途中寝て見た夢か?」

ベル「疲れたんでしょ、大丈夫?ミリアちゃん」

ミリア「んー大丈夫ですー」

グラ「くんくん、んー?美味しそうな匂い…犯人は…そいつだー!その袋なんですか?とっても美味しそうな匂いが!」

グル「食い意地だけは立派だ」

グラ「それ程でもぉ」

グル「褒めてねぇ」

ミリア「これはサンタさんからもらったんです」

グル「ちょっと貸してみ、ん?重いな…結構入ってるな、これ」

グラ「開けましょ開けましょ!レッツオープン」

グル「お前は黙ってろ」

グラ「うげっ」

グル「ミリア開けていいか?」

ミリア「どうぞです」

グル「よっ…これは?チョコ?クッキー?色々入ってんなぁ…手紙?なになに?親愛なるサンタクロースとトナカイ達へ君らの絆や」

(フェードアウトしつつクリス被せ)

クリス「君らの絆、プレゼントに込めた想い、色々と見させて貰った…僕から感謝の想い込め些細なプレゼントを贈りたい、君達が笑顔でいられるステキな一日でありますように…メリークリスマス…クリスより」

ミリア「クリスさん!?」

ミス・リース「知ってるの?」

ミリア「最後のプレゼント渡した人でサンタさんだった人です、その人からプレゼント貰ったんです」

ベル「夢じゃなくてよかったわね」

ミリア「はいです!」

グル「うーん…まぁいいか、とりあえず貰えるもんはありがたくっと…みんな貰おうぜ」

ミリア「是非是非!」

ミス・リース「んじゃまぁ1つ」

ベル「私も、ほらミハエルも」

ミハエル「ありがとうございます」

グラ「キミに決めた!」

グル「よし、みんな貰ったな…それにしても多すぎるなこれ」

ミリア「他のみんなにも配りましょうです!」

グル「そうするか、よーしお前ら手伝え」

ベル「はいはい、行くわよみんな」

ミリア「あ、ちょっと待ってください、1つ貰いますよ」

グル「おいおい、お前はもう貰っ…」

ミリア「そーれっ!!」

グル「ちょ!何してんだ!」

ミリア「クリスさん、きっと神様かなんかだったんですよ!だから1つだけ、プレゼントに私の想い込めてお返しするんです!ありがとーって!」

グル「はぁ…まぁお前がそれでいいならいいか」

ミリア「はいです!」


N「空へ消えてったプレゼント、ミリアの想いを乗せて…ちゃんと届いたでしょうか?野暮ですね、きっと届いたでしょう…そうだ、1つ質問してもよろしいですか?貴方には想いを届けたい方は居ますか?大人、子供、関係なく、家族、友人、恋人…大切な誰かへプレゼントしてみたらどうでしょう?

伝えたい気持ちを、届けたい想いを込めて…それでは良い一日を…ハッピーメリークリスマス」

7年ほど前の作品の改訂です。


宜しければ使ってあげてください。


感想など嬉しいです。

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