おまけ3~俺がおねーさんに再会した理由~①
「これで良かったんですか?」
〔うん、ありがとう。今日は私が死んで1年目…。私に逢いに来てくれただけで嬉しいから、もう、彼を開放してあげる〕
身体は透き通り1mは宙に浮いてニッコリ微笑みを浮かべている、おねーさん。
このおねーさんは、1年前に交通事故で亡くなっている。
只今、一周忌法要のためこの地に還って来たそうだ。
「それにしても、突然俺に逢いに来て、『花束持って現場に行くわよ!』なんて…。今後は止めて下さいね、ビックリして心臓が止まるかと思いましたよ」
〔だって、彼が私に逢いに行くって話しているのを聞いちゃって、とても動揺してたのよ!!〕
「でも、良かったですね。おねーさんの一番好きな向日葵を持って来てくれて」
「うん!でも、幽君のくれたチューリップも私は好きよ」
「はい、ありがとうございます」
俺がニッコリ笑いお礼を言うと、おねーさんは〔普通、そこは私がお礼言うところよ〕っと、苦笑いしている。
「俺、明日にはこの町から出て行くんで、おねーさんに逢えて嬉しかったです」
〔幽君、引越しちゃうの?〕
「いえ、前の学校を転校することになっちゃって、今度行く学校は全寮制だからこの町から離れるんです。まぁ、休みには帰ってきますけど」
〔もしかして、私のせいだったりして…〕
「………」
まぁ、原因の一端はおねーさんの出会いで引き起こされているが、それを言うとあの霊とかこの霊とかもだよな…。




