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File.11


 どこのページからだよ!っと、ここは困った時の神頼みことザコ頼み!


 俺はさっきまで話していたザコとは違うザコに視線を向ける。


 俺と目が合ったザコは一瞬ビクッとしたものの、俺の視線に負け側に寄ってくる。


〔…に、にじゅ、う、ペ、ペーー…ジの、ご…ぎょ、め〕


 そのザコ(ザコ14号)は緊張のためか声が震えて聞きづらい。


 そのため俺は『もう一度言え』と、目で促すが、再度ザコは聞きづらい言葉を繰り返すだけで………。


 イライライライライライライライラ。


「だから、何ページの何行目だよ、ザコ14号の分際で早く言え!!」


 俺はあまりのイラつきに、ついつい大声を上げるが…。




「はっっ!?」


 ここで説明しよう!今の俺の状況を。


 俺の目の前では、本気の怒りのためコメカミをピクピクさせている美人教師…いや、今はその見る影もない般若教師。


 この場合、その般若教師に「ザコ14号」と、呼んだことになるんでしょうか?




 それからは地獄でした。


 この言葉は、けして冗談ではない…。


 まず、英語教師の怒号と言う名の雄叫びがはじまり、それに駆けつけた他の先生達。


 落ち着いた般若先生は、それから気をとりなおしたものの、自分の不甲斐なさで泣き崩れ、のち保健室へと運ばれた。




 その日の放課後、俺はばーちゃんを呼ばれ、日頃の生活態度や果ては、ばーちゃんはどういう教育をしているのかと、2人一緒に教師達に説教された。


 ばーちゃんは全然関係なのに…。ごめん、ばーちゃん。


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