あなたに会いたい・・・
実質のホラーってこれだけのような【汗】
「うへぇ・・まぁまた付きまとわれるよりはいいか」
黒川ミハルの死亡を伝えられた◎◎はそんな感想をこぼす。
あれから◎◎は、今一人暮らしをしている。
黒川ミハルの逮捕死亡によりもう犠牲者が出ないとはいえ、自分が関ったことで4人もの死者が出たことは彼に重く圧し掛かり、以来微妙に距離を取るようになった。
美香が死んだことによりその夫に恨まれたことも影響していた。
うまくやっていたつもりがこんな結末を迎えてしまったのだ。
一人になりたくもなる。
それぞれに少なからぬ禍根を残しつつ、数日が過ぎたある日ニュースが流れた。
『××県□□市在住の山之上署所属の忍足正信警部補35歳と───が昨日未明乗用車の中で遺体で発見され───』
「あ、あれ?聞き違いかな?刑事さんの名前が流れたような・・・」
あと同乗者は忍足の部下のようだった。
何故か言いようのない不安感が押し寄せる。
「ま、まぁ警察官だし、なにかトラブルにでも・・・」
ゴトッ
「ひっ!?」
鳴るはずのない部屋に響いたもの音に驚き、咄嗟に◎◎は振り向いた。
しかし、その場には何もなかったことにほっとして、テレビの方に向き直る。
「うわぁぁあああ!!」
そこには何かが立っていた。
人ではない何かだった。
黒い何かだった。
そしてそれは─────
ドゴッ ドゴッ ドスッ ドゴッ
◎◎は何かで殴られ続け、顔や手足は変形していった。
◎◎はもうピクリとも動かない。
黒い何かは振り向いた。
「あら、あなたも私に興味があるの?」
「じゃあ、そっちに行くね」
お・・・おわったぁ・・・駆け足になったからあまり怖くないなぁ
残念