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暗闇からのラブコール  作者: 仮死状態
1/4

#1 はじまりの殺人

もう2,3度失敗してるのに性懲りもなくやってしまいましたぁ orz

なるべく怖いもの、意外性のある物かきたいと思ってます。

でぁどうぞぉ

「あ、栄子ちゃん?おれおれ◎◎。ひっさしぶりぃ♪」

その夜、繁華街の道中で男が電話していた。


その顔だけは眉目秀麗である。

しかし───


堅実というよりも軽薄、真面目というよりも不良

いうなれば、ホストもしくはヒモといった雰囲気を醸し出している

そして彼は今も女性に電話しているが、今日に限ったことではない


彼には決まった寝床がない

といってもホームレスとか貧困者ではない

泊ろうと思えばホテル等に泊まることも可能な程度に裕福である

しかし、彼は渡り鳥のようにその日その日で幾多の女性の家を渡り歩くから


彼は愛を知らない

物ごころつくころには一人だった

両親は早くに他界し、親戚もいなかったので施設送りとなった

けれどもその容姿だけで引く手数多ではあったので飢えることも病めることもなかった


彼は愛を求めない

その日だけの情事、その日だけの火遊び

相手もそれを知っているから深く入らない、求めない


だから、知らなかった

求められることの恐ろしさを狂おしいほどの愛憎を

───これから起きる惨劇を






◆◆◆ Side栄子 ◆◆◆

「え、◎◎くん?ひっさしぶりぃ♪どうしたの?急に」

栄子は今、◎◎からの電話を自宅のマンションから携帯電話で受けていた。


「え、明日ぁ?

うーん、ちょーっち都合が悪いかなぁ…」


内容は明日の予定を聞いているのだろうか。

その間、おそらくこれから入浴するつもりなのだろう携帯電話を耳と肩で抑えながら風呂場の脱衣所にて着衣を脱ぎ捨てている。


「えぇ違う違う彼氏じゃないよぅ。

女友達とね旅行行くことになってんだぁ。

へへぇん、いいでしょお?」


相手は男であるが雰囲気からは彼氏彼女といったものは感じられない。

その受け答えはまるで女友達に掛けるように気軽だった。


「だから明日は泊められないかなぁ…うん、ごめんねぇ」


と◎◎に──どうやら泊てもらえないかという相談をしていたようだ──詫びながら、露わになった女性らしい肢体を風呂場に踏み込ませる。


「ううん。今日とかはダメなの?サービスしちゃうよぉ。あはは」


ここで訂正が必要かもしれない。

彼女らは彼氏彼女の関係ではない…が男女の関係ではあったようだ。

いささか商売女性風ではあったが。


「そっかぁ美香んちにか。おっけぇ、帰って来たら連絡するよぉ?

そのときは泊めてあっげっるぅあはは。うん、じゃあねぇ」


ここでほかの女性の名前が出てきたが気にしている様子はなかった。

信頼しているからではない、そういう男だと知っているからだ。

自身も含めたんなる遊びだと承知しているから、気軽なのであった。


因みに出てきた女性は元同級生であり、友人であり、時折遊びに…まぁその普通は二人でする大人の遊びに混ざることもある間柄である。


電話を終えた栄子は、その女性らしい肢体を丁寧に磨きあげていた。

別段これから誰かに会いに行くという訳ではない。

これが彼女のリラックス法なのだ。



カタリ───



だから、そんな自分以外無音の世界で漏れ出た音は存外に響いた。

栄子は動きを止め、あたりを見渡すが───なにもない。

それでも、何かの気配だけは感じるので問いただす。


「そこにいるのはだれ?」



そして、翌日訪問してきた友人によって発見された。

女性らしかった肢体は、物言わぬ死体となって


◆◆◆ 栄子End ◆◆◆

なんか、せつめいばっかになってしまった(汗

次回は(たぶん、おそら─)飛ばすと思います。


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