片羽フェアリ
プロローグ
バスケは私の全てだった
あの頃は幸せで、失う辛さを知らなかった。
そして、大会の前日私は事故にあった。
車にはねられたが奇跡的に助かった。
・・・・だが、
バスケが出来ない体になってしまったのだ。
親達は泣いた、友達も泣いた。
「助かって良かった。」
と、
だが私は嬉しくなかった。
全てを失ったのだから。
その事故から2年たった高校1年の今、
私は 死ぬ。
第1章 死と生
私は3時間目の授業をサボって屋上にいる。
私の学校の屋上は常に解放しており、鍵なんてかかっている事はめったにない。
(無用心だなぁ。)と思いつつ手すりに寄りかかっている。
ポケットに手を入れたら、カサッと紙が擦れる音がした。
ポケットからその紙をだした、紙に書いてある字は、
遺書
だ。私はその紙を足元に置いてその上から石を置いた。
(風で飛ばないといいな。)と思っていた。
そして私は立ち上がり手すりに手をかけ、体を乗り出して下を見た。
この学校は4階立てでかなりの高さがある。
私は、体勢を立て直して(ふぅ・・・)とため息をついた。
そしてさっきより体を乗り出した。(コレで終わりだ)
と思ってそのまま、前に倒れた。
グイッ!!!
急に後ろに引っ張られた。勢い余って尻餅をついた。
「テメッ!死ぬ気か馬鹿野朗!命を粗末にすんじゃねぇ!!」
怒鳴り声が聞こえた。顔を上げて声の主を見た。
どんな人かと思えば、・・・不良じゃん。
明るすぎる金髪に沢山のピアス。制服をだらしなく着ている。
「おい、聞いてんのかオラ。何か言えや」
それより、この人・・・ダレ?
「・・・ダレ?」
あ、声にだしちゃった。
「ああ?んな事今はどーでもいいんだよ。テメェ何しようとしてたんだ。」
「見てたなら分かるでしょ?」
「自殺かよ。何でそんな事しようとした。訳を言え訳を。」
「・・・ヤダ。」
と、言ったら軽く舌打ちされた。邪魔しないでほしいなぁ。・・・決心が揺らぐから。
「それより手を離して、それと邪魔しないで。」
さっきから服をつかみっぱなしなんだよね。
ぁ、手はなしてくれた。
グイッ!!!
「へっ!?」
急に手を離したと思ったら今度は手首捕まれて、どこかに引っ張っていく。
「ちょ・・ちょっと!」
と言ってもガン無視。ハァ、めんどくさい。
そのまましばらくして不良は止まった。その場所は・・・。
ガラッ!
扉を開けてそのままドスドスと中へ入っていった。
「・・・お前、名前は?」
急に何?
「きいてんのかよ。」
さっきよりも低い声で聞いてきた。
「瀬野川亜莉だけど。」
「亜莉か、」
人の聞いといて自分は教えないの?
「あなたは?」
また聞いてみた。
「俺は、葛野葉耀だ」
何か、かっこいい名前だな。それより、
「何で不良の溜まり場につれてきたの?」
はいる時コワかったんだから。でも私たち以外いなくて少し安しんしてる。
「ここの方が訳を言いやすいだろうと、思ったからだよ。」
へぇ・・・。訳言う前提なんだ。また邪魔されそうだし、訳聞いて気まずくさせよう。
うん。それがいいそれがいい。
「いいよ、教えてあげるけど誰にも言わないでよ。」
「ああ。」
めんどくさいけど仕方ないか。
まだ続くのでヨロシクデス!
flヨロシクなのです★




