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生徒との関係性だけではない。
教師同士の軋轢にも気を遣うし、会社員の如く、上司には胡麻をすりすり低姿勢のイエスマン、でいなければならない。
加えて、保護者の対応も必須だ。出かけている間子供を預かってくれだの、やれテストの問題を簡単にしてやれだのと、言い放題の我儘を放り投げてくる始末。基本的に意向に沿った対応が出来ないことがほとんどなので、一言で言ってしまうと、面倒、という他ない。
さらにさらに、まだある。
仕事量の多さが、尋常ではない。授業中はもちろんのこと、休憩中や帰宅してからもやることは山積みだ。僕は幸い、まだ部活動を受け持ってはいないのでそちらの方面での仕事はないが、それでも、休憩中には次の授業の準備、終わっていない採点や提出物の確認、帰宅してからは、明日の授業内容の復習と、勤務中に終わらなかった仕事の内、持ち帰ってやれるものは進めていく。
要領が悪い、仕事が遅い。そう言われてしまうとぐうの音を出すことも出来ないけれど、現実は現実として受け止めていただかなければ、僕は更に深く沈み込むはめになってしまう。出来の悪い人間は、出来が悪いのだと諦めて、それ以上を期待しないで欲しい。




