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うどん屋

作者: 秋葉竹



  


丸亀製麺でうどんをすする

君のことを

たとえばその唇を

じっとみつめるなんて

お互い

恥ずかしすぎるだろ


たとえば世界の終わりが

あのあと

待っているなら

まだしもさ


彼女のメガネを

理知的だと想ったのは

ずいぶんと昔だな


いまは裸の瞳を

識っているからね



終わるのは夜の世界から

日常の幸せににじむ灰色の不安



怖いのか

彼女との終わり

怖いのか


あの日食べた

丸亀製麺のうどん

彼女の姿はほんとうによく憶えているが




じぶんがなにを食べたのか


まるで


想いだせないのは


なぜなんだろう







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― 新着の感想 ―
[一言]  大衆チェーン店なのが、ポイントですね。  うどんよりも、彼女のほうが重要な情報でしたね。  あそこのうどん、ふかふかしすぎて、あまり好みではなかったです。  なか卯の、ぷちぷちしたうどん…
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