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テグラ/プレッサ  作者: とととと
4/17

第4話 Z11準々決勝第4試合開始前

 電話が鳴っていた為電話に出る。この電話番号はプレッサだ。


 プレッサ「あ、兄ちゃん。X11の準々決勝で負けたんだけど、他の選手の結果次第では来季のZ01に出られるみたい」


 プレッサの最新の選手データは…


 生年月日 3983/11/01

 性別 女

 身長と体重 163cm 90kg(5日前に測定)

 外見上の特徴 赤髪黒眼 濃い色の肌 最太部が腹囲ぐらいの太さがある長さ1.6mの無毛で先端にV字型の鰭が付いた尻尾がある(尻尾だけで30㎏位ある)

 人種 スタローン区系陸生種とサミ区系陸生種と大蒼洋区系水生種の混血

 呼吸可能な環境 大気中

 呼吸に使う器官 肺

 体温 恒温

 色覚 赤・青・緑・紫外線・赤外線の5原色

 突然変異 全ての細胞と全ての体液にヒト毒が含まれる(プレッサは毒を利用する戦術をする為に薬を服用していない) 一部のヒト毒に耐性がある 皮膚から毒を出す(プレッサは毒を利用する戦術をする為に薬を服用していない) 最太部が腹囲ぐらいの太さがある長さ1.6mの無毛で先端にV字型の鰭が付いた尻尾がある 常人には聞こえない低周波音や超音波が聞こえる 噛む力が強い 肺の収縮力が強い 強い抗体を持つ

 奇力 なし

 国籍 ナハナハ王国

 出身国 スタローン連邦

 所属ジム 無所属

 WR 149(第10節終了時点)

 最大魔力量 409992(前戦終了直後の魔力回復後)


 テグラ「良かったな。でもZはレベルがかなり上がるから今までのように、強い魔殻を帯びた尻尾で一撃KOなんか狙ったらやられるぞ。それと明日のペア戦の情報収集はちゃんとしてるか?」


 プレッサ「もうペア戦は来季のWTに出られる事は決まってるから、明日の試合は勝ちに行かなくてもいいんじゃない?」


 テグラ「してないのかよ。普通は少しでもランキング点を稼ぐ為にそういう試合でも勝ちに行くもんなんだよ」


 プレッサが電話を切る音「プツ」


 テグラ「あ、ああ…またすぐ切りやがって」


 テグラは控え室にある観客席側の方向にあるドアから出て出場選手用観戦席エリアに行き、準々決勝第4試合と準決勝第1試合を観戦して次戦の対策を練る事にした。準々決勝第4試合開始までは後7分程度ある為、この間にテグラは前戦の反省点等をタブレット端末に記録する。出場選手用の観戦席エリアにある座席にはゴーグルとヘッドホン接続口があり、ここにゴーグルとヘッドホンを接続して試合を見ると溝に隠れて見えない選手を可視化したり、選手の体温や心拍数や魔力量や生命力量を表示したり選手の発する言葉が音声や字幕で分かるようになる。5分程で記録を終えたテグラは座席にゴーグルと片耳用ヘッドホンを繋ぐ。テグラの次戦の相手はこの試合の勝者だ。準々決勝第4試合は、スアリ・エクアvsビリー・インパルス。共に今世紀最強の黄金世代と言われる72年生まれ組の選手だ。


 装備は両者共に内反外装型グローブと全装魔型の靴を選択するが、ビリーの靴とグローブは導電性素材を使用。試合開始時に持つ魔球だが、エクアは奇力を使って飛行できる為魔球は持てない。ビリーは試合開始時に持つ魔球はビエンヒとテレポヒを選択。ビエンヒは、


 等級 C


 呪文 ラウミニイギルボンラ


 効果 自己使・他己使・物使 対象を風で攻撃するがビエンミより風力は2段階弱い

    装使 30秒間武器が風を帯びる


 テレポヒは、


 等級 B


 呪文 イティビラグムオトスアジオロスンレイサンイ


 効果 自己使・他己使 当たった人以外の時間を2秒間止める

    物使・装使 不可


 試合開始時刻の18時45分まで後1分を切った時1人の男が近づいてきた。彼はWR8の男子選手、ムゲンゾウだ。最新の選手データは…



 名 ムゲンゾウ

 姓 非公表

 生年月日 3972/01/08

 性別 男

 身長と体重 175cm 80㎏ (5日前測定)

 外見上の特徴 朱髪(本来の地毛は黒だが朱色に染色)黒眼 薄いとも濃いともいえない色の肌

 人種 サミ区系陸生種とマガボール区系陸生種の混血

 呼吸可能な環境 大気中

 呼吸に使う器官 肺

 体温 恒温

 色覚 赤・青・緑の3原色

 突然変異 髪の毛の太さが1㎜ある

 奇力 分身を無尽蔵に生み出す(非常発・蛋白質消費型)

 国籍 スカイライン王国とマガボール帝国の二重国籍

 出身国 バース連邦

 所属ジム 無所属

 WR 8(5日前)

 最大魔力量 2236067(前戦終了直後の魔力回復後)


 すると、


 ムゲンゾウ「お前まさか準決勝も勝てるとか思ってねえよな?」


 テグラ「あの2人は奇力が強力で魔力量が俺の5倍以上ある事を考えると勝つのは難しいと思います」


 ムゲンゾウ「おい!俺が言おうとした事全部言うなよ!」


 テグラ「こうゆう事を言うつもりだったんですか?」


 テグラはタブレット端末に打った文字をムゲンゾウに見せる。すると、


 ムゲンゾウ「無奇力で魔力量があの2人の5分の1も無いお前が勝てるわけねえじゃん、ハハハハハ。ってこんな事に魔感を使うなよ」


 試合開始のブザー「プーーーーーー!」


 試合が始まった瞬間、テレポヒを自己使しエクアの前に現れたビリーが…


 第5話へ続く

 マガボール帝国の位置

挿絵(By みてみん)

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