自分は可愛いのかブサイクなのか問題
最近なんだか涼しくなってきましたねぇ。
まさに秋!
ところでみなさん、秋と言えば何を思い浮かべますか?
食欲の秋とか読書の秋とかよく言われますが、学生の方は特に、イベントの秋なんじゃないでしょうか?体育祭だとか文化祭だとか、あとは修学旅行とか。
『イベントなんてないよ!』という方もブラウザバックはまだ待って下さい。
イベントが増えるということは男女の関わりが増えるということ、つまりカップルが増えるということになります。またその後にはクリスマスとかヴバレンタインとかいうイチャコライベントも控えてますからね。来たるべき冬に備えて彼女の一人や二人ゲットしてやろうと息巻いている男どもも多いんじゃないでしょうか。
はい、今『チッ、まーたリア充の話かよ』とか思ったそこのあなた。ブラウザバックする手を止めて下さい、これから面白くなりますから。
今日僕が話したいのはリア充の話なんかではありません。
リア充が誕生する上で最も大切な要素の一つ、『顔』についてです。
みなさん自分が可愛いのかブサイクなのか、あるいは格好いいのかブサイクなのかで迷った事ってありませんか?『風呂上がりはイケメンなのに朝起きるとブサイクになってる』という話はよく聞かれますが、自分で自分の顔を評価するのは難しいと思うんです。
あれ?でも、世の中には格好いい可愛い人とブサイクな人がいますよね?じゃあそれは誰が判断してるんでしょう?
答えは簡単、当然誰かが判断してるわけです。本人以外の誰かが。
つまりどういうことかというと、自分の顔って人に判断されて初めて格好いい可愛いのかブサイクなのかが決まるんです。逆に言うと、人に判断されるまでどちらなのか分からないというわけですね。判断の基準は人それぞれなので、見る人によって格好いい可愛いだったりブサイクだったりします。そしてその中で大多数が格好いいと判断できるのがジャニーズであり、可愛いと判断できるのがAKBなんだと思います。
と、ここで最初の疑問に戻ります。自分の顔に対して自分はどういう評価をすればいいのか。
分かりやすくするために『可愛い』と『ブサイク』の二つで考えてみましょう。
ある人から見れば自分は可愛い、またある人から見れば自分はブス。それらは誰かにそう判断されるまでどちらか分からない。じゃあ自分は自分の事をどう思えばいいのか。
そこで僕はこういう判断を下すことにしました。
『可愛いとブサイクが重なり合ってる』
ハア? と思う人も多いと思います。でも色んな人が色んな評価を下す中で、自分がどうであるかを解釈するにはこう考えるしかない気がするんです。
アイドルを例にとって考えてみましょう。
ここに一人のアイドルがいたとします。ある人はそのアイドルの顔を見て可愛いといいました。またある人はブサイクといいました。二人はそれぞれ自分達の目で見てそう判断している訳なので、どちらの意見も正しいはずです。しかし一人の人間に対して二つの異なる評価があった場合、そのどちらも正しいとした上で自分の顔を判断するには、そのアイドルは自分自身について、『可愛いとブサイクが重なり合っている状態』なんだと解釈するほかありません。
ちなみにこれ、量子力学の『様々な状態が重なり合っている』って考え方と似てませんか?シュレディンガーの猫とか二重スリット実験とか。中二病の人は大体知ってると思います。これはあくまでもミクロの世界での話ですが、人間の顔というマクロな世界でも同じような考え方を使っていいのか……。
まあそれはいいとして。
前述のような過程で、自分の顔を評価するには可愛いとブサイクが重なり合っていると考えるしかない。という結論に至りましたが、こんな風に思う人もいるんじゃないでしょうか。
「いやいや、俺が自分の事をイケメンだと思ったらそれはイケメンだろ!」
確かに、そう思えればそれに越したことはないと思います。
でも少しニュアンスが違うような気がするんですよね。『自分の顔を自分で判断できない』というのは、つまり『色んな人が色んな評価を下す中で絶対値を決めようとする行為』だと思うんです。
それに対して『俺はイケメンなんだから俺はイケメンなんだ!』というのは『自分を客観視して評価する行為』になると思います。それだと、周りの人と同じように自分を評価しているので、たくさんある評価の中の一つになってしまうんじゃないかと思うわけです。
つまり、
『相対的に絶対値を決める』のか『絶対的に相対値を決めるのか』って事ですよね。
ここから先は自分でもまだ整理がついていないので今回はここで止めておきますが、自分の顔を判断しようとするときに人の評価を踏まえて考えてしまう事が、無意識のうちに相対的な評価方法で絶対値を求めにいってしまう事に繋がり、それが自分の顔を自分で評価出来ない原因なんじゃないかなと思います。
ここでは顔について考えていきましたが、勉強とか運動みたいに数値化して比べられないもの、例えば『優しさ』だとかそういったものにも当てはまる問題だと思うので、もっと他の『もの』をどう見るかなんてことも考えてみると面白いかも知れません。
こういう考えたところでしょうがないことを考えるのって楽しいですよね(笑)