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lv1の聖騎士  作者: 1sso
勇者ユウ前編
8/20

第8話


すごくねむい


あの後王子と夜が明けるまでやりあったが決着がつかず、出勤してきた掃除の人に見つかってしこたま怒られてしまった。勇者の説教が可愛くみえるくらい恐かったな。


なんとか許しを得た俺達に普段の仕事が待ち構えていた。徹夜である。

睡魔と激闘を繰り広げながら仕事を終わらせて、勇者たちと合流しようとしたら何やら言い争いが聞こえてきた。


「キミたちはついてこなくて大丈夫です!魔王はボクひとりで倒しますから!」

「ソンなの無理に決まってるじゃないか!」

「無理かどうかはボクが決めます!」


むむむ、勇者と騎士団長がケンカしている。

どっちとも気が強そうだからなーあれは決着つかないぞ。


「それにあなた(騎士団長)」や彼女(聖女)はまだわかるのですが、アイツがついてくるのは納得いきません!」


勇者が俺に指を指してくる。・・・えっ俺?

俺がポカンとしてると勇者はプルプルしだした。


「あんな、あんなボクをバカにするようなことしといて!?」


あちゃー勇者様はまだ根にもってたかー

やはり第一印象は大事だな。勇者は俺の事を信用していないみたいだ。


「それに城の人が言ってましたよ。聖騎士ジンは魔物を全く倒せないlv1(臆病者)だって!そんな人がいるパーティーとはボクは行けません!」


・・・ヤバぇ正論すぎて何も言い返せねぇ!シダ(騎士団長)は論破されて固まってるし、セイ(聖女)はいつもの笑顔だが俺にはわかる。あれは困っている笑顔だ。


なんてことだ!流石は勇者、全体攻撃までお手のものとは!

勇者の一言でパーティーが半壊してしまい、皆が落ち着いた時には勇者の姿はどこにもなかった。


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