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lv1の聖騎士  作者: 1sso
勇者ユウ前編
5/20

第5話


何故か聖女に労られた俺は日課をやっているとオージがニヤニヤしながらやってきた。

今日はニヤニヤ率が高いな。


「ようジン。さっきは大変だったな」


俺がジトッと睨んだ。確信犯のクセに


「そんなに怒るなよ。俺とお前の仲じゃないか」


そうだな俺とお前の仲(敵同士)だもんな


「ハハハハハ」

「ハハハハハ」


お互い目が笑ってないな

そんなことより、何の用だ?さっさと言え


「ホントお前はクチが悪いな!」


大丈夫だお前にだけだ


「何が大丈夫なんだ・・・オレ、王子なのに」


王子サマならコスい真似するなよ


「え?なんのこと?」


コイツ・・・俺は復讐を誓いながら話を促した。

ほら、言え


「はぁ、セイちゃんのことだよ」


セイとは我が幼馴染様だな。

ムカつくことだがコイツは俺の幼馴染のことをちゃんづけする。

それで、セイがどうしたんだ?


「ほら、もうすぐ出発だろ?」


ああようやくわかった。コイツ俺のこと心配してくれてるのか。

こういうところがコイツの良い所であり、ムカつく所だな。見た目もイケメンでこういった気配りもできて王子である。完璧かよ。

俺は感心しながら相槌をうった。勇者パーティの話か


「ああ、明日の国王陛下(お父さん)への謁見後勇者、騎士団長のセイ、そして聖女のセイちゃん。我が国精鋭の3人が魔王を倒す旅に出る。お前が不安になるのもわかるよ。」


そうだな。正直不安だ。

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()


「それにしても勇者様は羨ましいよな。ぶっちゃけハーレムみたいなもんだもんな」


「それなー。我が国トップクラスの女の子達と旅ができるなんて羨ましい・・・俺も王子でなければパーティに加わりたかった!」


滅茶苦茶悔しがってるじゃないかコイツ。王子辞めて参加しそうな勢いだぞ。

俺も我慢してるんだから、抑えてくれ。


「そういわれてしまうとしゃーなしだな。今回は我慢する」


諦めるつもりがないみたいだな恐ろしい。

取り敢えずは明日の謁見だな。


「そうだな。おっと、立ち話もこれくらいにしとかないと部下に怒られるな。そんじゃーな」


そういってオージは爽やかに去っていった。最初から最後までイケメンだったなペッ


この後、掃除の人にしこたま怒られた。



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