第1話
それは死闘だった。
お互いに持てる技量を尽くして闘った。
そうして長い時間闘っている間に俺たちの間に奇妙な絆ができた。
それはまさしく強敵だった。
だがこの時間ももうすぐ終わりだ。
次の一撃で決着がつくだろう。
俺たちは最期の一撃を放とうとしたとき誰かが割って入ってきた。
「なにゴブリン相手に手間取ってるんですかジンさん!」
そういってユウはゴブリンを一刀両断したのだった。
道端に倒れていた魔王を見つけた俺たちは、ゴブリンの集団をなぎ倒して安全な場所でひと休みしていた。
「ところでさっきのジンさんはどうしたんですか?ふざけてるんですか!」
ユウがぷりぷり怒っている。女の子とわかった今、可愛さしか感じない。
俺がユウの可愛さを堪能していると代わりにセイが説明してくれた。
「じーちゃんはねー、魔物をたおせないんだよー」
「えっ?どういうことですか?」
「じーちゃんは魔物を倒してlvがあがるのが嫌なんだよー。だから魔物が倒せないのー」
「な、なるほど・・・」
ユウは納得していないみたいだが事実だからしょーがない。
魔物を倒せないからlv1のまんまなんだからな。
そんなことを話していたらやっと俺とセイの幼なじみである魔王が目を覚ました。




