『おふろをのぞこう!』
~勇者凱旋パレード後~
オージと親衛隊と騎士団に襲撃を受けた俺は自分の部屋でぐったりしていた。
くそオージの奴め襲撃者の数を増やしやがった!まさか騎士団の一部までが襲ってくるとは!あれは確かセイファンクラブの連中だったな!
ただでさえ今日はドラゴンとの一戦で疲れていたというのにバカと社畜と狂信者の相手までさせられるだなんて・・・
俺が自分の運命を呪っているとオージがやってきた。
◯ね
「うおっ!なんて直接的な物言いなんだ」
あれだけのことをしておいてよく俺の前に来れたな。良い度胸だ。
「まあ待てジンそんなことよりもお前を漢と見込んで話がある」
なにやらオージがとても真剣な様子だ。
仕方ない話くらいは聞いてやる。
オージはコクリと頷くと土下座しながらこう叫んだ。
「ジン先生、お風呂をのぞきたいです・・・!」
俺はオージをゴミを見るような目で見つめた。
「今な勇者様とシダとセイちゃん3人で城の風呂に入ってるんだ。そんな状況覗かない方がおかしいだろ?!」
オージは血涙を流しながら語っている。
「お前はいいよなぁ!これからハーレムの旅なんだからさぁ!けどなぁ俺にだって少しは幸せを分けてくれよぉーーーーー!!」
オージがいつになく必死だ。それに話の内容が可哀想すぎて俺は手を貸してやろうと思った。
「心の友よ!」
うるさい悪友め
そんなこんなで俺たちは男湯にいた。城の風呂は男湯と女湯で分けられており、大きな壁で隔てられている。
それで、どうやって覗くんだ?
「えっ・・・?」
オージがキョトンとしている。コイツ・・・さては何も考えてなかったな。
俺は呆れながら風呂の壁に覗き穴をつくった。
「すげぇ!どうやったんだよ!?」
まあいいからこれで覗き放題だぞ。
「感謝するぞマイフレンド!」
さっきからオージの好感度がうなぎ登りだ。全く嬉しくないな。
オージが覗きに夢中になっているを冷やかな目で見つめていると女湯から話し声が聞こえてきた。
「シダさんってばいんばいんですよね」
「ばいんばいんだねー」
「ンだよいきなり」
「いいなーボクもばいんばいんになりたいなー。・・・もぎとれるかな?」
「ナんか怖いこといってる!?」
・・・俺は覗き穴をもう一個つくった。そして女湯を覗いてみると
そこにはニコニコしたセイがいた
!?!?!?
マズイ!バレた!オージ逃げるぞ・・・っていねぇ!
俺は慌てて男湯を出るがそこにはシダが待ち構えていた。
バカな!?早すぎる!流石は王国最速の女!
そうこうしている内にユウとセイもやってきて俺は囲まれてしまった。
ユウがプルプルしている。まずい!
「ジンさんの・・・バカーーー!」
俺はユウのエクスカリバーによって折檻された。




