第16話
勇者をおんぶしていた俺は勇者にぶっとばされてミイラ取りがミイラになる現象が起きていた。
城に帰った俺たちはすぐさま陛下に報告し、勇者が女の子であることも伝えた。
彼女の名前はユウ。少し前に滅んだ村の出身らしい。
陛下は大層驚いていたが1000年前の勇者の再来ということで喜んでいた。
その後王国で勇者凱旋パレードが行われた。そこで国民にも勇者の御披露目も行われた。
「キャーーーー!勇者様~!」
「シダ様ーーー!抱いて~!」
「セイ様ーーー!こっちに目線ください!」
ユウは大量の国民たちの視線によりプルプルしている。ユウは国民たちに大人気だった。女性人気をシダと二分するほどだ。
・・・どっちも女の子なんだけどなー
セイは相変わらず熱狂的な信者たちに愛されているし。
「ところであの男の人だれー?」
「さあ~?誰かの従者だからじゃない?パッとしないし」
やかましいわ!気にしてるんだよ!
そんなこんなで俺たちの激動の1日は終わった。その後オージに襲撃を受けたりわけわからん物を貰ったりして次の日、魔王討伐に向けて出発することになった。
「ここからボクたちの旅が始まるんですね!」
ユウが興奮しながら言った。
「ンだな。わくわくするぜ!」
シダも心踊らせてるみたいだ。
「ドキドキするねー」
セイはいつも通りのニコニコだ。
「それじゃあ、しゅっぱーつ!」
勇者の掛け声と共に俺たちは冒険の旅に出た。これから魔王の元へと過酷な旅になるだろう。
「・・・・・・うにゅ~」
「見て!あんなところに人が倒れてる!」
勇者が誰か見つけたようだ。その人はゴブリンの集団に囲まれているみたいだ。そんな姿を見てユウはすぐに助けにいった。
そんな姿を見て俺はこう思った。
まおうがあらわれた!と




