第15話
「んっ・・・ここは?」
勇者が目を覚ましたようだ。あれだけ色々なことがあれば誰だってパンクする。
今はドラゴンの山からの帰り道。気絶した勇者を俺がおんぶして下山していた。
よう、大丈夫かい勇者?
「あれ?ジンさん?」
勇者はまだぼーっとしているみたいだ。
勇者よく頑張ったな。お前のお陰で我が国の問題を解決することができた。ありがとう。
「いやっ、ボクは大して何も。それにジンさんたちが助けてくれたし・・・」
勇者は照れてるようだ。顔が赤くなっている。
勇者は男の子なのに照れ屋さんだな。
俺がからかうと勇者が急に真顔になった。
「いま何と言いました?」
どうしたんだ?そんなにからかわれたのが嫌だったのか?
「そうじゃなくて、ジンさん今ボクをおんぶしてるんですよね?何か気付くことはないんですか?」
なんだろう?全然わかんないや。しいて言うなら胸も腹もまっ平らだからもう少し筋肉つけた方がいいぞ?
俺がアドバイスしてあげると勇者はプルプルし始めた。まずい!これは勇者の感情が昂ってる時だ!
勇者のプルプルは更に激しさを増し、そしてこう叫んだ。
「ボクは女だーーー!!!」
俺は勇者のエクスカリバーによってぶっ飛ばされた。




