「祈りむなしく戦え乙女」
「慎也か。元気?。」
「ああ、元気だよ。」
「藤堂さんも元気そうだね。」
「まあ相変わらずだよ。着任おめでとう。あと雫でいい。」
「わかった。よろしく雫。」
「よろしく。慎也。」
「優奈さんも一緒でしたか。」
「ああ、別に構わないだろう。」
「はい。」
「それじゃあ、隣いいかな?慎也くん?。」
「いいですよ。」
「それじゃあ、失礼する。」
「なあ、玲奈?。」
「なに?昼飯ってここで食うのか?。」
「そうだよ。あそこのカウンターで好きなものを頼むの。」
「そっか、おすすめは何かあるか?。」
「ハンバーグ定食がおいしよ。他には生姜焼き定食とか麻婆豆腐とかカレーとかだよ。日替わりメニューもあるよ。」
「へえ~、そんなにあるのか。」
「うん、学校よりもメニューは多いよ。」
「それじゃあ、貰ってくるよ。アレクシアも一緒に貰いに行かないか?。」
「ええ、行きましょう。」
~数十分後~
「美味しかった。」
「そうでしょう。」
「これから昼はここで済ませるのか。」
「お弁当を作って持ってくる人もいるよ。」
「そうなんだ。」
「そういえば、綾音と雫はいつからここに?。」
「最近だよ。まあ、雫ちゃんより早いけど。」
「こっちはびっくりしたよ・・・。みんな私よりも先に統合戦技生になっていたんだもの。」
「やっぱり、早くから統合戦技生になった方が良かったのかな?。」
「そんなことはないよ。そこまで困ってはいないから。」
「そうなんだ。二人の兵科は?。」
「私は通信士だよ。」
「私は射手だよ。まあ、これから他にも取るかもしれないけど。」
「兵科ってそんなにすぐに変えたり、他と兼ねていたりできるものなのか?。」
「ええ、兼任はできるわ。けれど、そこまで離れているものはできないわ。」
「へえ~。アレクシアも何か兼ねているのか?。」
「私は、一応狙撃もできるし、壁もできるわよ。護衛もだけど。」
「そっか、綾音も通信士の他にも?。」
「うん、射手もできるよ。」
「射手かあ・・・俺も射手からスタートなのかな?。」
「ええ、統合戦技生のほとんどが通る道よ。私も射手はできるわ。」
「優奈さんもですか・・・。」
「ええ、そうよ。頑張ってね。それじゃあ、もう行くわ。また、何かあったら来てね。」
「はい。」
「それじゃあ、また。」
そうして優奈さんは地下工廠へと戻って行った。
「ん?どうしたの?。慎也くん?。」
「えっ?。」
「今、すっごい悲しそうな顔してたよ。」
「そうか。」
「うん。けど、慎也。優奈さんって彼氏さんいるって。」
「そうなの?。」
「うん、だから諦めて。そういえば、慎也は好きな人っているの?。」
綾音が急にそんなことを言うのでうろたえてしまう。
「・・・いないよ。」
「うっそ。それ本当に言ってるの?。このご時世好きな人が一人もいない男なんて悪そのものだよ。ただでさえ、死にやすいのに・・・。」
「そこまで言うの?。」
「もちろんです。彼女いる?いたことある?。」
「・・・ないです。」
「ありゃ。」
「早く作った方がいいぞいつ日本を離れることになるかわからないからな。」
「わかったよ。そのうちな。」
「そのうちね。」
一方その頃アレクシアは・・・。
「慎也くんと優奈さんが・・・いや、そんなことはないわよ。
相手は彼氏持ちよ・・・まさか・・・。
「「ねえ、慎也くん私がなんで君のベレッタを改造したのかわかる?。」」
「「わかりません、なんでですか。優奈さん?。」」
「「逞しかったからよ。ふふ、あの人のものよりも汚れていなかったし、綺麗だったわ。ねえ、慎也くん?。」」
「「なんですか、優奈さん?。」」
「「お姉さんのこと、DA・I・SU・KI?。」」
そんなあ・・・。そんなことないわよねえ・・・。
うう・・・。若さゆえに危ない行動。
はっ・・・背徳感・・・それって最後には・・・。」
「アレクシア?。」
「はひっ?。・・・雫さんどうしたの?。」
「いえ、具合が悪そうだったから。」
「・・・何でもないわ。」




