「友達」
少し文字多めです。
次も、近いうちに…です。
学校からの帰り道。
太陽はまだ高い。
「筋トレ…した方がいいかな…。」
今日、言われたことを思い出す。
「はぁ…。」
「てぇいっ!。」
「はぐぁっ!!。」
突然の痛みに奇声をあげてしまった。
(………。このカバン…。)
「シロ…お前か…。」
「にひひ。今日もたくさん外したねぇ。慎也君。」
「ぐぬぬ。」
「あとシロじゃなくてシルヴィアよ!。たった百メートルの距離で外すとか。笑えるんですけど。」
「うう…。」
(スコアで負けてる以上言い返せない…。)
「にひひ…。」
「…。」
(笑い方ホントムカつくんだよなコイツ。隼人の野郎は可愛いとか言ってやがったが…中身ホント最悪だぞ…。)
「もうそこら辺にしてあげなよ…。シルヴィア…。」
「…確かにそうね。流石に大人気なかったは。」
「そうだよ〜。あっそうだ!。慎也くん。お兄ちゃん見なかった?」
「颯か?。」
「うん。」
「用事があるって先帰ったぞ。」
「そうなんだ…。わかった。それじゃぁね。シルヴィア♪。」
「うん。お疲れ♪。玲奈♪。」
「颯か…。」
「ん?なんだ?。」
「アイツ…。ホント何なのよ!もう!。」
「?。」
「何よ…涼しい顔して、《ああ…今日はダメだなぁ~》とか言いながらほとんど当てて!。何よ!あれが経験者って奴!。ああ、ホントイライラする。」
「…。」
(頼むから…無言ですねを蹴らないでください…。)
「なんか言いなさいよ!。」
「はいっ!。」
…この後ひたすらシルヴィアから愚痴を聞かされ、家に帰ったのであった。