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たった1人の英雄奇譚   作者: 葵流星
第1章「プロローグ」
2/76

「学校」

遅くなりました。二話目です。

「一番相田行きます!。」


乾いた音が鳴り響く。


「二番石井行きます!。」


香る硝煙のにおい。


狭い塹壕から顔を出しては隠れる。

そのたび名前を叫び引き金を引く。

…俺の番か。

「十二番立川行きます!。」


例に漏れず引き金を引いた。

今月で4回目

五十メートルなら簡単に当てられる。

まあ、動いていなければ、だが。


「撃ち方止め!。」


教官の一声で訓練は終わる。


「立川!。」

「はいっ!。」

「声が小さい!。」

「はい!。」

「結果は見たか!。」

「見ました!。」

「言ってみろ!。」

「初弾命中、のち三点連射三回うち有効五発無効十発、その後十四発を連射有効五発無効九発です!。」

「よろしい、では何故だ!。」

「連射時の反動を制御出来てないからであります。」

「声が小さい!」

「はい!。」

「次、千歳!。」

「はい!。」


…。


…。


…。


「これで今日の全過程を終える!。」

「礼!。」

「ありがとうございました!。」


「…。」

「はぁ…。」

「よっお疲れ!」

「なんだ…神田か…。」

「お疲れ~。」

「神崎もか。にっしても疲れたなぁ…。」

「そうだな…はぁ…。」

「なに疲れた顔してるんだ。お前。」

「何って、あの教官だよ。」

「ああ、お前の姉さんか。」

「可愛がられてんだよ,隼人は。」

「おまえらー…他人ごとだと思いやがって。」

「そう思ってないって♪仲がいいって言ってるんだよ。颯は。」

「そうなのか?。」

「ああ…。」

(そうだよな…あの人は…。)

「ところで、慎也…。」

「ん?なんだ?」

「このクラスで一番可愛い子って誰だと思う?」

「なっ…!!」

「おっ…颯、お前。そっちの人だったのか?。」

「…へっ?。」

「ネットアイドルとかにしか興味無いのかと…。」

「泣くぞ…俺…。」

「………。」

(可愛い子かぁ…。はぁ…そういう出会いってあるのかな?。)


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