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たった1人の英雄奇譚   作者: 葵流星
第3章「授業と教練」
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「理由」

どうも葵です。

たった一人の英雄奇譚楽しんでいただいているでしょうか?。

次回もお楽しみに!。

「皆さん初めまして。フランスから来ました、統合戦技生セリア・アポリネールと言います。どうぞよろしくお願いいたします。」

彼女が自己紹介をした瞬間、教室が沸いた。

まあ、それもそうだろう。

金色の髪で、深い海のような青い瞳、白い肌。

日本人なら誰もが思い浮かべる白人像だろう。

しかし、これが初対面ではなければ良かったのだが。

っと考えているとセリアと目があった。

「・・・。」

「・・・。」

気まずい。

物凄く気まずい。

颯に目で助けを求めるが・・・。

うつぶせ・・・寝てやがる。

起きろよ、起きてくれよ。

頼むからこの気まずさから解放してください。

「え~、次に、アレクシア。あいさつを。」

「・・・はい。」

・・・なんで。

「今日からこのクラスで共に勉学に励ことになった。アレクシア・ヴュルツナーだ。

私がこの学校にきた目的は・・・。」

「え?」

目的ってそんなん勉強以外には・・・。

ああ、教練かぁ。

まったくビックリさせやがって・・・。

「私がこの学校にきた目的は・・・。」

はい、はい、そう大きな声で話さなくていいって。

「殺人鬼、シルバーバレットの逮捕だ。」

「え?」

逮捕って・・・。

今、逮捕って言ったのか。

シルバーバレットって・・・。


教室がもう一度沸く。


この様子じゃだれもアレクシアの言ったことを信じてはいないだろう。

シルヴィアだって、驚いてるし。


「静かに。」


神田先生の怒鳴り声が聞こえる。

「アレクシアは、これまで何度も犯人逮捕に協力しているドイツの統合戦技生だ。

彼女の言葉噓でなく、また、特例として日本での捜査、逮捕が許可されている。

よって、立川慎也、神崎颯。

彼女の捜査に協力しろ。」

なっ・・・なんですと~?。

「立川。お前は彼女のホストファミリーなのだから、面倒を見るように。」

「・・・。」

「いえ・・・。あの・・・その・・・。」

ホストファミリーって・・・。

そんな話聞いてないのだが。

「返事は?。」

「はい。」

・・・マジかよ。

「神崎。」

「はい。」

「うむ、貴様はセリアのホストファミリーだな。」

「・・・そうなんですか?。」

「そうだ。」

「・・・玲奈、鈴音。」

「そうですよ、お兄さん。」

「今日の朝話したはずですよお兄様。」

「・・・マジ?。」

「真剣(まじ)です。」

「・・・What is day.」

「「・・・お兄さん?。」」

「・・・はい。」


・・・。

颯・・・俺も叫びたいよ。

・・・なんて日だ。


「さて、では両名席につけ。アレクシアは立川の隣、セリアは神崎颯の隣だ。」

「・・・はい。」

「わかりましてよ。」


「・・・よろしく。」

「ああ、よろしく。・・・アレクシアさん。」

「・・・世話になる。」

「・・・。」


気まずい。

何で・・・。

アレクシアなんだろう。

他にも統合戦技生いたじゃないか。

男子も。

いや、別にそっちの方がいいとかそういうわけじゃないんだけど・・・。

・・・その・・・かっ、可愛い子でよかった。

・・・って、何考えているんだ俺は。

これ・・・可愛い子じゃあなくて、

<爆弾姫>

じゃないか。

しかも、今朝俺に蹴ってきた・・・。

・・・あれは、俺のせいだが。

ともかく何とか関係を築かないと・・・。

なんせこれから一緒に暮らす(?)わけだし。

そういうのって大事だよね。


「あ、アレクシアさん。」

「・・・何?。」

「なっ・・・何か困ったことがあったら言ってください。俺、何でもするんで。」


・・・。


・・・恥かしい。


・・・自分で言ったのもなんだがすっごいはずかしい。


「・・・そう。」

「・・・はい。」


ああ、今日も星が綺麗だな~。

ああ、メンタルが・・・。

今日は、身体も、心もズタボロです・・・。


「そういえば。」

「・・・何?。」

「アレクシアはなんでシルバーバレットを捕まえたいんだ?。」

「・・・あなた。」

「・・・え?。」

「自分が何言っているかわかっているの?。」


・・・。

・・・・。

・・・・・。

やっちまった。

地雷・・・踏みました。

ああ、こうも簡単に人は言ってはいけないものを言ってしまうのだろうか。


「私は・・・。」

「・・・。」

「シルバーバレットを殺したい。」

「・・・。」

「私はそれで、死んでもいい。あいつを捕まえることが出来さえすればそれで・・・。」

「・・・。」


彼女の口からは、怨嗟、軽蔑、憎悪を感じ取れた。


「・・・私は。」


それは、俺では手に負えないものだった。




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