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詩*卒業写真*

夏祭り

作者: a i o

にゃん椿3号様・オカザキレオ様共同企画「君と夏祭り」企画参加作品。

喧騒を溶かしたぬるま湯

わたし煌めく熱帯魚になり

泳いでく

人混みを縫いながら


オレンジの豆電球を数えて

カラリコロリ

高らかな足音を辿って

あなたの指先に導かれ


はしゃぎすぎた熱に浮かれてる

誰も彼も夢みてる


いつか弾ける水風船

舌先に消えていく綿飴

嘘みたいに紅い林檎飴舐めて


連れていって

どこか

花火なんかじゃ届かないところ


連れていって

どこか

夜に続くのが朝なんかじゃないところ


あなたと繋いだ掌の温度に

窒息してしまいたい

わたし揺らめく熱帯魚になり


泳いでく


すぐさま

思い出になりたがっている、夜






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― 新着の感想 ―
[良い点] 君と夏祭り企画、参加ありがとうございます。 [一言] 淡く、儚く、優しく。本当にそういうイメージ。夏祭りという特殊な舞台で揺らぐ感情というか。大好きな詩になりました。ありがとうございました…
[良い点] お祭りの雰囲気がとても伝わってきました。 すぐさま 思い出になりたがっている、夜 この文に、ドキリとさせられました。
[一言] きれいな夏の煌めきを感じます。 熱帯魚が色っぽい気がします(#^.^#)
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